懐かしい風情の中で新しい試みを発信
JR寺田町駅から東へ約400m行くと、全長約1kmにわたって5商店街が連なる「生野商店街(通称/みこし通り商店街)」があります。そのほぼ中央にあるのが生野本通中央商店街。昭和20年(1945年)3月に発足し、現在はソカイ道路から東へ向かう約100mの間に衣料品店、飲食店、菓子店など31店舗が営業しています。
歴史の古い商店街だけあって、2代・3代にわたって利用している家族も少なくありません。戦災を免れたレトロな建物や店構えもあり、初めて訪れる人にもどこか懐かしさを感じさせてくれるアーケード街です。
毎月第4金曜・土曜には、2店で買い物をすると、卵10個入り1パックを50円で購入できる「ワンコインセール」を開催。午前中で予定数が売り切れてしまうことも多い、大人気企画です。
また、「ハロウィン仮装コンテスト」や「子どもお店バトル」といった、参加型のキッズイベントも多数開催。令和2年(2020年)には、クラウドファンディングによって空き地が整地され、屋根付きの「アオハルひろば」になりました。若者がいろいろな活動に利用できるイベントスペースであり、小学生と高校生がチームとなって売上を競う「子ども物産展」をはじめ、ジャズライブ、即売会など楽しい催し物がおこなわれています。
令和4年(2022年)からは、自分の好きなことや趣味を振る舞う「いくのFURUMAIピクニック」も開催されるようになりました。商店街のPRに各種SNSも積極的に活用しており、長く住んでいる地域の人々はもちろん、エリア外の若い人からも注目されています。
住所 |
〒544-0023 大阪市生野区林寺2 |
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Web |
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SNS |
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インフォメーション
所属店舗
商店街インタビュー
商店街単独ではなく、地域の人たちとの関わりを保って取り組むことが必要だと思います。その一環で、私立プール学院中学校・高等学校には「子ども物産展」や商店街のフリーペーパー作成で、小中一貫校の大阪市立義務教育学校生野未来学園と大阪府立大阪ビジネスフロンティア高校には「子どもお店バトル」で協力をいただいています。「お店バトル」では、小学生と高校生が組んだチームが模擬店の売り上げを競っています。高校生が小学生の補佐役を務めます。
地域の学校や団体と商店街が一緒になって活動し、お客さんが商店街に寄っていただくことで、商店街、学校を知っていただき、商店街に再び来ていただくというサイクルをつくることを考えています。地域の方が来られる機会を増やしていかないといけません。令和4年(2022年)は、大阪府立工芸高校と物作りをテーマに何か取り組めればと考えています。
商店街が力を入れて作った「#アオハルひろば」を推します。広さ70平方メートル、屋根付きのフリースペースです。物販や飲食の出店、ワークショップ、イベントなどに利用できます。個人でもグループでも会社でも利用できます。八百屋の出店があったり、地元の学校の吹奏楽部の演奏会が開かれたりしています。商店街のにぎわいの創出に一役買っています。催しのないときは、一部を駐輪場として、買い物客に開放しています。
地域の方とのつながりを第一に商店街の活性化に努めていますので、皆さん、利用してください。令和4年(2022年)は「子ども物産展」を1月と12月に、「子どもお店バトル」を11月に開催します。「お店バトル」では、空き店舗23店の前にお店のブースを設けます。各ブースには子どもたちが仕入れた全国各地の物産品などが並び、子どもたちの明るく元気な呼び込みの声が商店街に響きます。にぎわいを味わいにいらしてください。
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