商店街の枠を超えて地域と連携する大型商店街
大阪市の南東部、東住吉区にある駒川商店街。大阪メトロ谷町線の駒川中野駅と近鉄南大阪線の針中野駅の間に位置し、東西に190m、南北に540mの全長730mに、10の商店会と200を超える店舗が営業する、大阪を代表する商店街の一つです。
同商店街のルーツは昭和初期にあった中野市場だとされています。戦後間もない時期、ここにできた大型小売市場を中心に店舗数が増え、昭和28年(1953年)には駒川商店街連合会が発足、その後も発展を続け昭和40年には現在の商店街の姿になりました。
商店街の枠にとどまらず、自治会やPTAなどの地域の団体と協力してイベントを開催するなど、にぎわいの創出、また人々のニーズを意識した商店街づくりに取り組んでいます。飲食店や食料品、ファッション、雑貨、家電など何でも揃う品揃え。アーケードのリニューアルや照明のLED化など、明るい商店街のイメージも大切にしています。
高度経済成長の時代を通じ、地域と密着して共に発展してきた歴史のある商店街ですが、今の時代に合わせた広報にも力を入れていて、ブログやFacebookでも広く活発に情報を発信しています。また、商店街独自のフリーWi-Fiも整備されています。
PR動画を作ったり、ハロウィンパーティーなどのイベントを催したり。毎年7月に開催される「駒川まつり」では地域の外からも人が集まるようになり、平成27年(2015年)には4万人もの人出でにぎわいました。親しみやすい「こまがわ商店街」のロゴとあいまって、地元に愛されている商店街です。
住所 |
〒546-0043 大阪市東住吉区駒川4 |
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インフォメーション
所属店舗
商店街インタビュー
インバウンドに力を入れようと、令和2年(2020年)1月、商店街の一角に案内所と休憩所の機能を持った「駒川庵」を開設しました。イートインスペースがあり、商店街で買った食べ物を持ち込んで食べていただけます。トイレもあります。来訪者が利用できるトイレの設置は、振興組合事務所のココロホールに次いで2カ所目です。天王寺や難波などの主要駅に商店街の案内ちらしも置きました。海外からの来訪者に喜ばれれば、国内の人に喜ばれることにもつながります。
振興組合の組織改革に取り組みたい。これまで引き継いできたからという発想で、事業を行うのはやめようと考えています。イベントを盛りだくさんでやってきましたが、そのときは盛り上がるものの、果たして実際の集客につながっているのか。売り出しのガラポン、抽選をそのまま継続するのではなく、違う形でお客さんに喜ばれるものをやりたい。商店街の広報も紙媒体ではなく、インターネットへの移行を模索しています。SNSに力を入れたいです。
商店街の案内所・休憩所「駒川庵」を推します。2階建てで1階が休憩所。イートインスペースがあるのが特徴で、総菜やアイスクリーム、クレープなど、商店街で買ったものを持ち込んで食べていただけます。案内所には、英語にも対応できるコンシェルジュが常駐しています。2階は民泊施設ですが、現在は新型コロナウイルス感染防止のため閉鎖しています。利用者は買い物客のほか、近場の観光で訪れる人などです。土、日曜は大変にぎわいます。
安くて良いものがある商店街です。野菜が断然、安いです。精肉店は10軒以上あります。食品以外にも宝石店、呉服店など、いろんな店が混在しています。宝探しの感覚で遊びに来てください。商店街内で利用できるフリーWi-Fiの環境を整備しています。アーケードの各柱に、接続のためのパスワードを表示していますので、簡単にご利用いただけます。商店街のホームページをご覧いただくと、各お店の案内がありますので商店街歩きの参考になります。
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