出来島商店街・こだわり店「キャンプ・ウイング」
阪神なんば線「出来島駅」の周囲に広がる出来島商店街。その一角に、2022年2月にオープンしたのが、キャンピングカーのレンタルを行う「キャンプ・ウイング」です。店内に入ると、高い天井と、どこまでも奥に深い京の町屋のような空間が広がります。
用意されているキャンピングカーは2台。標準サイズの「COMPASS Bit‘s(コンパスビッツ)」と、可愛い見た目が人気の軽キャンピングカー「Balocco(バロッコ)」です。
「バロッコは、ご夫婦に人気ですね。先日レンタルされたご夫婦は、2人で長野や群馬方面を楽しまれたそうですよ。コンパスビッツは車内が広いので、お子様連れのご家族様の利用が多いです」と話すのは、代表の中尾達也さんです。
キャンピングカーをレンタルして北海道や九州を車内泊しながら回るもよし、家族で日帰りキャンプを楽しむもよし。多種多様なキャンピング用品のレンタルも行っているので、キャンプ初心者で子どもと一緒の家族連れにもぴったりです。
ほかにも店内では、「キャンプ・ウイング」のロゴ入りTシャツやマフラー、ニット帽といったオリジナル商品を販売しています。
「オリジナル商品づくりには、長年お付き合いのあるお客様にご協力いただきました。グッズのデザインはプロのデザイナーさんに、BBQ用の鉄板は鉄工所さんにお願いして制作してもらったものです。この鉄板で焼いたお肉は、とってもおいしいんですよ」。
中尾さんの本業は、会計や販売管理などの基幹業務システムを企業に提供する会社の経営者。創業30周年を機に、「ワクワクする楽しいことをしたい」と「キャンプ・ウイング」を立ち上げました。翌2023年10月にはシステム会社を出来島に移転。1つの店に、キャンピングカーレンタル会社とシステム会社とが共存しています。
そんなユニークな「キャンプ・ウイング」は、お店のたたずまいもユニークです。約60年前に建てられた木造建築の太い梁を生かしたアメリカンスタイルで、そのおしゃれな雰囲気から、ハロウィンなどのイベント会場や映画の試写会など、商店街関係の人たちはもちろん地域住民らもにぎやかに集う場になっています。縁もゆかりもなかったところから、今ではすっかり地域とも商店街メンバーとも馴染んだ中尾さん。これからレンタカーのお客様を増やし、自慢の店舗をいろいろなイベント開催の場にも利用していただきたいと、意気込みを語ってくれました。