全3回のツアー参加者72名からアンケートを実施したところ、9割の方から「満足した」と回答いただいた。
その理由として、①岸和田の多面的な魅力スポットの発見・体験、②バスガイドや観光ボランティアスタッフのわかやすく楽しい案内、③参加無料でありながら充実した内容 が挙げられた。
参加者は、岸和田での体験を通じて、「お城、だんじりなど地域の時代や文化を味わえるまち」、「だんじり文化を大切にする伝統」、「だんじり以外にも数多ある見どころと、人の魅力」、などに魅力を感じたようです。
また、将来的に参加費用を徴収し、ツアーを販売することを想定して、参加者に妥当な価格感をアンケートで聞いたところ、「5,000円」と答えた人が最も多く、次いで「6,000円~15,000円」と金額幅のある回答であった。回答に幅があった主な理由として、昼食の評価が大きく関わっており、昼食の内容次第では、高額であっても参加動機として魅力的に感じるという参加者の声も判明した。
一方、商店街に対しては、「開いている店舗が少なく、活気を感じづらい」という意見もあり、改めて商店街の活性化に向け、観光ツアーを通してた国内外の旅行客誘致に取り組むとともに、商店街での観光・消費に繋がるよう、来街者が求める店舗の出店誘致やサービス向上に努めなければならないとの結論を得た。
さらに、インフルエンサーの起用やSNS発信など、今回効果の大きかった取組みを中心に、行政とも引き続き連携を継続し、単なるスポット回遊ではなく、体験するコンテンツの各要素にストーリー性を持たせ、どのように魅力として組み合わせて発信していくかも重要なポイントであると実感した。
商店街理事長コメント
「今回実施した3回のモデルツアーに参加された皆さんのアンケート回答から、人気の高かったスポットを組み合わせ、有料でも、満足度の高い内容にしなければならないと思っています。PRではインフルエンサーを初めて起用しましたが、短期間の間に定員に達する速さには正直、ビックリしました。今後もモニターツアーで得た知見・経験を活かし、商店街や周辺エリアの活性化に取り組んでいきます。」