国内有数の観光地の、バラエティ豊かな商店街
「日本一低い山(二等三角点がある山として)」で知られる天保山。天保年間に安治川の川底を浚渫(しゅんせつ)し、その土砂を積み上げた人工の山ですが、行楽地として、また大阪港入り口の目印として親しまれてきました。
天保山商店会はそんな天保山地区一帯、大阪メトロ大阪港駅から天保山公園にかけて店舗が点在します。店舗数は40店舗弱で主に飲食店ですが、大型のホテルや海遊館、大阪港とユニバーサルスタジオジャパンを結ぶ海上航路の運営会社も同商店街に加盟しています。
平成2年(1990年)に海遊館が開館し、以来地域の発展と共に歩んできました。商店会が設立されたのは平成7年(1995年)です。
大阪のベイエリア、ウォーターフロントと呼ばれる有数の観光地ですから、つねに国内外からの観光客でにぎわっています。大阪港は国際戦略港湾(日本に五港しかない港)で、世界を旅する大型クルーズ客船も入港し、その乗客が上陸する、日本の玄関口とも言えるエリアです。
また商店街として、地域と密着したイベントも開催されています。毎年7月末に行われる「天保山手持ち花火大会」もそのひとつ。築港・天保山地域の公園は花火が禁止されているのですが、この日は指定の花火や、大会事務局が用意した仕掛け花火を楽しむことができます。屋台やミニライブもあります。
※新型コロナウイルス感染症の状況等によっては詳細が異なることもあります。
住所 |
〒552-0021 大阪市港区築港4丁目 |
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インフォメーション
所属店舗
商店街インタビュー
海遊館を中心に、観光のお客さんが多い商店街です。この辺りはもともと船員さんとか外国人が多く入ってくる場所で、国際交流が盛んでした。それで外国人留学生などを巻き込んで屋台で国の料理を出してもらうとか、そういうイベントもしていました。それが10年くらい続いたんですが、時代の移り変わりと共に新しいイベントに、ということで今は天保山まつりや手持ち花火大会など、地域の人たちと一緒にやっています。あと、天保山の登頂証明書など、観光に来られた方にも楽しんでもらえるようなことをしています。
コロナ禍でいまは入っていませんが、天保山には様々な国から客船が入港します。そのスケジュールを写真と共に各店舗に貼って紹介していました。外国の方が大阪に来られて最初に見られる場所がこの辺りですから、大阪の玄関としてインパクトのある、美しい場所にしていきたいと思います。商店街だけでできることではありませんが、例えば大阪メトロの大阪港駅などもリフォームされる予定ですし、大阪・関西万博も見据えてもっと綺麗で居心地の良い商店街をめざしていきたいです。
大阪港の駅からもちらっと見えるんですが、大型の客船が入ってきた時の景色ですね。またホームの端からは桟橋の方向に海が見えます。元は大阪港の築港桟橋でしたが、公園として整備されて夕陽のスポットとなりました。駅の改修でこの辺りがよく見えるようになれば、と期待しています。 あと、「日本一低い山」の座は仙台の日和山に抜かれてしまいましたが、三角点のある山としてはいまも「日本一低い山」の天保山ですね。元々は安治川の浚渫でできた山で、昔は20メートル以上あったらしいです。今は綺麗な公園になっています。商店会の加盟店では、登頂証明書を発行しています。
天保山は観光にも散策にもとても楽しいエリアです。冬場の街のイルミネーションも、かれこれ15年以上続けています。おいしいものもたくさんありますし、ショッピングも楽しめますし、見どころ盛りだくさん。ぜひ皆さん遊びにきてください。
商店街おすすめスポット
天保山商店会周辺の観光スポットといえば海遊館です。関西の小中学生なら一度は遠足で訪れたことがあるでしょうし、海外からの観光客にも人気です。世界中の生き物が集まっていて、面白いですよ。特に、大きなジンベエザメが泳ぐ姿には驚くはず! 中では写真撮影もできるので、“映え”写真もいっぱい撮れます。ぜひ、誘い合わせてお越しください。海遊館のあとには、天保山公園で遊び、帰りには天保山商店会でお食事していただくというルートはいかがでしょうか?
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