大阪のファッション・グルメの中心地、若者が集う活気あふれる商店街
心斎橋筋北商店街は若者の流行発信地ともいえる心斎橋からビジネスエリアの本町までを結ぶアーケード付商店街です。
服や靴、ジュエリーはもちろんのこと、バレエやダンスの衣裳まで、様々なファッション関連のお店が並びます。また、グルメや美容系のお店も多く、若い女性を中心に人通りが絶えません。
地域の歴史は古く、心斎橋は江戸時代から商業の中心地として栄えてきました。大正時代には心斎橋をブラブラすることを意味する「心ブラ」という言葉も流行したといわれています。
戦後になると衣料品を中心とした小売店、卸問屋が集まるように。その後、周辺に有名ブランドの出店が相次ぎ、やがて大阪の代表的なファッションタウンとなりました。
平成25年(2013年)には新しい和風アーケードが完成。レトロな影絵風のデザインが出迎えてくれるようになりました。少し前に導入された畳模様の舗装路と合わせ、現代の「心ブラ」が心地よく楽しめるようになっています。
住所 |
〒542-0081 大阪市中央区南船場3 |
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インフォメーション
商店街インタビュー
元和8年(1622年)に長堀川に心斎橋が架けられたことで、町づくりが進みました。ここは歴史ある「心斎橋」の名を冠しており、大阪を代表する繁華街・ミナミと、古くから商いの盛んな船場を結ぶ、橋渡し的な商店街でもあります。こうした歴史と特性を生かし、商店街がある「南船場」というゾーンを意識した販促やイベントを展開してきました。その一環として、例えば近隣の美容専門学校とタイアップしてハロウィンイベントを開催するなど、地域の人とも連携しながらまちづくりを進めています。
オフィス街も近いし徒歩圏内にタワーマンションが多く、数年後には商店街の入口近くに大型複合ビルが建つことになりました。それらを踏まえて、各店それぞれの個性を追求しつつ「大人の街の商店街」をめざしています。現在の具体的な取り組みは、インターネットやSNSを活用した積極的な魅力発信。公式ホームページのリニューアルやLINEの公式アカウント開設など、商店街の若手グループががんばってくれています。イベント企画やまちづくりへのアイデアなども積極的に出してくれて頼もしい限りです。
私が高校生の頃まで堀川に架けられていた、本物の心斎橋です。明治時代に造られた石の橋で、欄干の上にガス灯があり、とても風情豊かでした。昭和39年(1964年)に長堀川を埋め立てた後、心斎橋は陸橋に。その後、平成9年(1997年)には長堀再開発が行われ、長堀通を南北に渡る横断歩道の両側に、心斎橋の欄干が再利用されることになりました。現在は川に架かる橋ではありませんが、まさに地域の象徴と言える場所なので、ぜひご覧いただきたいですね。
この辺りは、心斎橋の完成から人が集まり商いが広がっていった歴史ある町。三辻しかない短い商店街ですが、その中に100円均一ショップから高級時計店まで並んでおり、多彩な魅力がギュッと詰まっています。オフィス街と繁華街の間にあることから、昼と夜とで異なる面白さも感じていただけることでしょう。アーケードがあり天候や季節に関わらず快適に通れるので、ぜひ実際に訪れてショッピングやお食事をゆっくり楽しんでください。
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