コミュニティスペースを備えた地域密着型の商店街
JRおよび京阪京橋駅から北へおよそ300mのところにある、京橋中央商店街。全長およそ260mに90を超えるお店が並んでいます。都心なのに、なぜか少し懐かしい。ちょっとレトロな下町情緒の漂う、そんな商店街です。
アーケードが完成したのは昭和49年。平成元年には床面もカラー舗装され、明るくモダンな印象になりました。リブ・ストリートの愛称で親しまれています。物販のお店を中心に魅力的な飲食店も多く入り、地域に密着しています。
平成23年(2011年)2月にオープンしたコミュニティスペース「井戸端ステーション」には新規出店をめざす起業家のためのチャレンジスペースのほか、リーズナブルな利用料で気軽に使えるレンタルスペース、休憩スペースやトイレなども用意されていて、地域の人々の憩いと集い、学びの場になっています。
さまざまなイベントはもちろん定期的にカルチャー教室も開催されていて、まさに井戸端会議のように気軽に集える施設です。また、商店街の一番南側、新京橋商店街に繋がる部分には、ひときわ目立つ円い天井の京橋ドームがあります。ここはちょっとした広場になっていて、様々なイベントが催されるオープンなスペースです。
ただ単にお買い物をするだけの場所ではない、地元に賑わいを呼び込む親しまれる商店街。周辺の商店街や市場と共同で使えるお得な「うきうきスタンプ」も、平成3年(1991年)から続くサービスで、地域に根付いています。
住所 |
〒534-0024 大阪市都島区東野田町5丁目 |
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インフォメーション
所属店舗
商店街インタビュー
長年続いている「うきうきスタンプ」は、商店街のお客さまにはすっかりおなじみになりました。令和2年度(2020年度)の「Go To 商店街」のときには、「GPSアートランニング」という新しい取組みをスタートしました。位置情報を記録できるアプリを使ってランニングやウォーキングした経路で絵を描くというものです。一人でも複数でも、老若男女誰もが楽しく遊べて健康増進にもつながると思います。これは今年中にぜひまた実施したいと考えています。
多目的なコミュニティスペースとして運用している「井戸端ステーション」をもっと活用していきたいです。起業家の夢を応援するためのチャレンジショップではたくさんの方々にチャレンジいただいていますが、今後、実際に商店街への店舗の出店につなげていくことを目標としています。また、コロナ禍で中止にしていた「いきいき100歳」体操のようなアクティビティを少しでも早く復活させ、活気ある“井戸端”再生を図ります。
私自身、ランニングやウォーキングが大好きなのでいろいろなスポットを走り回っています。「GPSアートランニング」でもたくさんの作品をつくりました。大川沿いの桜並木は春になると素晴らしい景色を見せてくれますし、大阪城から京街道をぶらぶら歩いたり、京橋(橋の名前)から大阪城をながめたりするのもおすすめです。ちょっと趣の違うものでは、JR京橋駅南側にある大阪大空襲爆撃跡の慰霊碑などもいかがでしょうか。
ここには、京橋に住む方々の普段の日常生活があります。京橋はOBPなどのビジネス街、大阪城周辺の一大観光スポット、飲食店街に歓楽街、そんなイメージがありますが、駅から見ると北側の少し奥まったエリアに位置するので、駅前特有のにぎわいとはまた全然違った雰囲気があります。飲食店中心ではなく物販店中心で落ち着いた感じの商店街です。観光客の方々にもぜひ、地元の普段の生活が見える場所として訪れてみてほしいです。
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