天保山商店会・「夢洲駅」
2025年大阪・関西万博会場の最寄り駅として、2025年1月19日に開業したOsaka Metro中央線夢洲駅。
工事着工から約4年半を経て開業した夢洲駅の開業セレモニーに参加した方からは、「近未来的なデザインにワクワクする」といった興奮の声が上がりました。
参加者の心を惹きつけたデザインの一つが、ホームの「折り紙天井」です。日本の鉄道の正確さや高い技術力を示す“運行ダイヤ図”が、日本の伝統的な折り紙で表現されています。
ホームからコンコースへ上がると、地下にも関わらず一切、柱のない大空間が広がり、その壁面には地下空間における世界最大級のデジタルサイネージがお客さまを迎えます。放映される多彩な映像は、それ自体が圧巻であるのに加えて、映像が折り紙天井に映り込むことで空間の印象も変化させるのだとか。
そんなデジタルサイネージを辿った先には、万博期間中1日最大13.3万人とも想定される夢洲駅利用者をスムーズかつ安全に案内するため、16機の改札機が設置されています。改札機以外にも、幅10mの大階段や4基のエスカレーター、2基のエレベーターを備え、快適な移動と安全への追求に余念がありません。
大人数に対応する一方、移動や人混み、音、光等の混在により不安やストレスを感じた際に気持ちを落ち着かせる場合や、パニックを未然に防ぐためにご利用いただける空間「カームダウン・クールダウンスペース」、利用者の多様なニーズを受けとめる独立型ジェンダーレストイレの設置といった、細やかな配慮もなされています。
Osaka Metroの担当者は、「大阪・関西万博における安全・安心・安定の輸送を実現するとともに、今後の夢洲エリアの発展と、国際都市“大阪”の成長のために、全力を尽くしていきたい。万博を訪れる多くの方に、最新鋭の車両と駅を体験いただき、行き帰りを含め、ワクワク感とよい思い出を提供したい」と話してくれました。