玉造日之出通南商店街・「真田山 三光神社」
JR玉造駅から徒歩約5分のところにあり、真田山地域を静かに見守っているのが真田山 三光神社です。
春は桜、秋には紅葉と、境内は四季折々の美しさで彩られています。近隣の方々が犬を連れて散歩をしたり、通勤途中の方が立ち寄って手を合わせたりする姿も見られます。
神社の創建は5世紀頃で、現在の宮司は90代目。長らく姫島神社と呼ばれていましたが、東北にある青麻三光神社から御霊を移して中風除けの神社となり、「三光神社」と呼ばれるようになりました。
中風とは今でいう脳梗塞の後遺症です。真田山 三光神社では毎年6月に神事「中風除け祈願大祭」を開催しており、参拝者は茅の輪をくぐって健康長寿を祈願できます。戦前から行われている行事で、今も病気予防・快癒を願って訪れる人が絶えません。
神社とともに知られているのが、「真田幸村公之銅像」と「真田の抜け穴」です。1614年の大坂冬の陣で、戦国武将・真田幸村がこの地に真田丸と呼ばれる砦を築きました。砦には大阪城まで続く抜け穴も造られたと伝えられており、この抜け穴こそ大阪城まで続いているのではないかといわれています。
普段は柵で覆われている真田の抜け穴は、毎年1回「真田祭」の日に公開されます。2025年は、11月3日(祝・月)の午前10〜12時の間に公開予定。抜け穴からは歴史ロマンを感じられそうです。
近隣には真田丸跡や細川ガラシャ像があるカトリック玉造協会といった歴史スポットも。三光神社から始める歴史散歩も素敵なプランです。