生野本通商店街・生野銀座商店街・「いくのパーク(いくのコーライブズパーク)」
「いくのパーク」(正式名称「いくのコーライブズパーク」)は、多文化共生を目的とする複合施設です。約80ヵ国という多国籍の人々が暮らす生野区で、国籍や性別、年齢も関係なく交流できる場所として生まれ、2024年に1周年を迎えました。
小学校の校舎だった建物を引き継ぎ、施設にしています。入り口(旧校門)にあるのは「キヲクの塔」。施設には築100年近い建築物のレトロ感を活かしたカフェやレストランが入っており、モーニングやランチに近隣の方が訪れています。
屋上のバーベキュー場「いくのBBQスカイパーク」は、プールの跡地を使った斬新な設計で、ウッドデッキはスタッフの手作り。
図書室「ふくろうの森」には韓国語やベトナム語の本も所蔵され、読み聞かせイベントも行われています。
夕方の校庭は学校帰りの子どもたちが元気に駆けまわり、体育館や多目的教室はレンタルスペースとして利用されています。
いくのパークが特に力を入れているのが、3ヵ月に1度開催するフードイベント「いくの万国夜市」です。韓国やインド、サウジアラビア、フランスといった多国籍な料理の屋台が並ぶイベントは、いつも大にぎわい。
2024年7月からは大阪・関西万博への応援の気持ちも込めた「EXPOいくの万博夜市」も実施しています。11月の「ベトナムフェア」では、フォーやバインミー、ベトナムのおかゆ“チャオ”など、さまざまなベトナム料理が並びました。こうしたメニューを初めて食べた参加者は、「美味しい」と笑顔に。
多文化共生のあたたかさにあふれるいくのパーク。今後のイベントにも注目です。