【商店街でぷらっと旅気分】 この企画では「商店街で半日遊ぶならどう遊ぶ?」をコンセプトに、お店や周辺の観光スポットをモデルコースとして紹介します。
大東市のJR片町線(学研都市線)野崎駅を降りてすぐの場所にある野崎参道商店街。
同商店街はその名のとおり、野崎観音(慈眼寺・じげんじ)の参道の両脇にお店が並んだ商店街。観音様へのお参りがてら、ぷらっとしてみましょう。
惣菜仕出し専門店 力(りき)
ランチどうする?となったらここ「惣菜仕出し専門店 力(りき)」。笑顔がさわやかな店主の田中清人さんが提供してくださるのは、心のこもった仕出し弁当(要予約)とお惣菜。お弁当なら、今のおすすめはここでしか食べられない「三次長慶四季彩弁当」。要望に応じてカスタマイズしてくれます。お店で食べたいときは、店内でもスタンダードな和定食を味わうことができます。せっかくなのでここは同店自慢のお弁当をチョイスしたいところです。
野崎まいり公園
ランチの後は、同商店街をそのまま抜けて、野崎まいり公園へ。野崎観音よりやや北東にある「飯盛城跡」は、2021年10月に、正式に国史跡に指定されました。その飯盛山の麓にあるのが同公園で、愛称がこのほど「いいもりBASE」と決まりました。野崎参道までのちょっとした寄り道に最適。公園で休憩しつつ飯盛山方面を望むのもよいでしょう。また、貸館としても利用できる施設もあります。
野崎観音(慈眼寺)
そのまま参道の商店街を東へ行き、商店街の端まで来たら、緩やかな坂道が始まります。坂を上り切ったらお寺へ続く立派な階段が現れます。
野崎観音は約1300年前に創建された禅宗のお寺で、日本三大まいりの一つ「野崎まいり」(5月1日から8日)で知られています。一定以上の世代なら、故東海林太郎さんのヒット曲「野崎小唄」で歌われていることもご存知でしょう。
境内からは大阪平野が一望でき、開放的な気分に浸れます。
御菓子司 壬生
お参りをすませたら、お土産です。京都で和菓子の修行を積み、40年前にこの地で「御菓子司 壬生」を開業したご主人は、野崎観音にちなんだ独自のお菓子をつくり続けてきました。中でも「観音雀」は、希少な備中白小豆とあっさり感にこだわった氷砂糖を使用した同店の看板商品です。ネーミングは野崎観音の境内でさえずるスズメからとりました。表面には野崎観音の瓦の模様がデザインされています。
野崎観音と共に歩んできた商店街で、お参りと共にここだけの食体験をぜひ満喫してみましょう。