生野本通商店街 ・自慢「A型看板と川柳商店街」
商店街を歩くと、どの店の店頭にも黒板の立て看板があることに気付きます。高さは1メートルほど、商店街振興組合が令和3年(2021年)に配布した、A型看板と呼ばれる現代風の看板です。各店舗が店の宣伝などに利用しています。店頭を共通の様式の看板で飾ることで、統一感のある雰囲気につなげています。導入に当たっては、書き方の講習を行うなど環境づくりに努めました。繰り返し書き換えができるため、各店舗ではその時々の商品や飲食メニューなどの案内に活用しています。イラストを添えたり、色彩を豊かにしたり、店舗ごとに個性があります。
この立て看板を生かした企画も生まれました。「川柳商店街」です。コロナ禍のいま、密を避けて、地元の人が参加できる催しとして考案されました。令和3年(2021年)冬、地元の住民や小学校から川柳を募り、各店舗の立て看板で紹介しました。最優秀作品には豪華景品も用意され、240句もの作品が寄せられました。ひねりの効いた作品が、通り掛かった人の笑いを誘うなど、好評です。
このほか、個性ある店も商店街の自慢です。例えばガラス工房。教室を開いていて、ガラス工芸を学ぶことができます。もう一つはクリーニング店。テーマパークなどで使われる着ぐるみも洗濯できる、高度な技術を持っています。