柏里本通商店街振興組合 会長 八木 利彦さんに
万博の思い出を聞きました
「1970年の万博には、一度しか行ったことがないんよ」と話すのは、柏里本通商店街会長の八木利彦さん。日本万国博覧会が開催された当時は20代半ばで、毎日仕事で忙しかったと言います。
昭和30年(1955年)に公設市場である花川市場が開設され、国鉄(現在のJR)塚本駅前から市場へ続く道沿いに商店が集まり、できあがった柏里本通商店街。商店街の振興組合は、万博から5年後の昭和50年(1975年)に結成されました。商店街のすぐ隣にスーパーマーケット、ライフの支店第一号が出店したのもこの時期です。
高度経済成長の波に乗り、活気に満ちていた柏里本通商店街。「その頃からはだいぶ落ち着きましたけれど、今も昔も、庶民に親しまれる下町であることに変わりはありません」と、八木さんは微笑みます。「柏里本通商店街は、JR大阪駅や梅田のビル群も眺められるくらい都心に近くて便利なところですが、淀川を挟んでゆったりした、明るい空気が流れる点が魅力です。令和7年(2025年)の大阪・関西万博も、もちろん精いっぱい応援させてもらいます!普段の生活を守りながらね」と明るく語ってくださいました。