十三フレンドリー商店街振興組合 代表理事 横田 さんに
万博の思い出を聞きました
「朝になると、通勤通学する人たちの革靴の音で起きたもんです」
化粧品専門店を営み、十三フレンドリー商店街振興組合の代表理事を務める横田さん。昭和45年(1970年)、大阪万博開催時の思い出のひとつが商店街のアーケードに響く靴音とのこと。今はやわらかなゴム底の靴も増えましたが、当時は靴底の硬い革靴を履いている人も多かったといいます。道路を歩くコツコツという音が響き、たくさんの人が商店街を通り抜ける音が家の中まで響いてきたそうです。
「毎日がお祭りみたいなにぎわいでね。1日に商店街を訪れる人の数は、今の倍ほどだったでしょうか」
休日になると、商店街はたくさんの人であふれ、「人混みで通りのカラー舗装が見えないくらいの混雑ぶりでした」と横田さん。その頃はカバン店や靴屋、紳士服店や呉服屋、レコード店やおもちゃ屋などの専門店がずらりと並び、まるでデパートのような雰囲気だったといいます。
令和7年(2025年)開催の大阪・関西万博に向けて、商店街も時代と共に進化を遂げようとしています。誰もが安心してショッピングを楽しめ、幅広い世代が集うまちをめざしたいという横田さん。若い世代と一緒に日々新しい取り組みに挑戦し続けています。