粉浜商店街振興組合 理事 富永 高文 さんに
万博の思い出を聞きました
大阪万博開催当時は、他の商店街と同様、大いににぎわいました。理事の富永高文さんに、その頃の記憶をたどりながら思い出を語っていただきました。
当時、小学校4年生だった富永さん。「万博会場には複数回行っているんです。小学校の遠足で、町内会で、商店街で、家族で、と5回くらいは行ったのではないでしょうか。覚えていることといえば、子どもらしく食べ物のことばかりです。インドの方々がかき氷を売っていて、そのかき氷がすごくおいしそうに見えました。それから、ブルガリア館で本場のヨーグルトを食べました」。
アポロ11号が月面着陸した翌年だったので、やはり月の石の話題性はすごいものでした。富永さんも月の石を見たくてアメリカ館に入ろうと思うも、3、4時間待ちと言われてあきらめたそうです。
富永さんの自宅では、大変レアなグッズが発掘されていました。万博会場の空撮写真がプリントされたトレイや記念メダルです。何と「800円」と書かれた入場券まで。「これは、取っておこうと思ったのではなく、当時一人行けなくなった人の分が残っていました。妻の実家で整理していたらたまたま出てきたそうです」。図らずも掘り起こされたメモリアルなレアグッズ、ずっと大切にしていただきたいものです。