石橋商店街「カフェ&クレープbon*bon」髙貝悦子さん
阪急石橋阪大前駅の西口を出て直進し、箕面川に架かる天神橋を渡ると、「カフェ&クレープbon*bon」があります。石橋商店街の名物店主、髙貝悦子さんはここで3人の娘さんと一緒に働いています。
お店は平成21年(2009年)にオープン。当時は娘さんたちのみで営業されていたそうで、悦子さんはクレープに使用するカスタードクリームを作ったり、イベント時に手伝ったりする形でサポートしていました。しかしその後、娘さんの育児休暇をきっかけに本格的に店頭に立つようになり、今ではすっかりと“店の顔”に。スタッフには「えっちゃん」と呼ばれ、マスク越しにでも分かるとびきりの笑顔でお店を包むやわらかい雰囲気を作っています。
お客さんは大学生・高校生、そして家族連れが多いとのこと。最近は、女性よりも男性の方が多い日もあるといいます。以前はテイクアウトのみでしたが、7年前からイートインも可能に。「女子高生ばかりで、列に並ぶのが照れる」という男性陣の声に応えて、カフェスペースを作ったのです。
「大変なときもありますが、家でゆっくりしていると心がウズウズしてきます。クレープを作ることもそうですが、お客さんと接することが大好きです。イベントで仲良くなった人もたくさんいます」と悦子さんはうれしそうに語ります。
面倒見の良さも商店街随一。イベント時や何か困ったことがあるときなど、よく相談を受けるそうです。また、若い女性経営者、起業家へのアドバイスも行い、商店街に留まらず地域の活性化に一役も二役も買っています。