堺の中心で、買い物やグルメを楽しむ
堺東商店街連合会は、堺東中瓦町商店街、堺銀座西商店街、堺東駅前商店街、堺銀座商店街、堺銀座南商店街、堺銀座北商店街、ジョルノ会の7つの商店街から成る連合会です。古くは自治都市として栄え、仁徳天皇陵古墳をはじめとした「百舌鳥(もず)・古市古墳群」が世界遺産に登録されるなど、歴史ファンを魅了する堺。そんな堺の東の玄関口が、南海高野線堺東駅です。
堺東駅周辺は、堺市役所や裁判所、大型商業施設などが建ち並ぶ堺の中心地。人通りの多い駅前エリアに、堺東駅前商店街、堺銀座商店街など複数の商店街が立ち並んでいます。
化粧品店や靴下店、荒物店、宝石店、時計店、精肉店、喫茶店、ファストフード店、居酒屋、理髪店などが軒を連ね、文字通り一つの「まち」のようになっています。駅前の好立地のおかげで、地元の人たちはもちろん、外からの来街者でいつもにぎわっています。
周辺の複数の商店街が共同で開催している一大イベントが「ガシバル」(堺東まちなか逸品バル)です。“ガシ”とは堺東(さかいひがし)の通称。平成23年(2011年)に始まってから回数を重ね、令和2年(2020年)には第14回の開催を迎えました。令和3年(2021年)からはコロナ禍のテイクアウト需要に応えた「ガシde街食(がいしょく)」にスタイルを変えています。
「銀座」という名称は、昔このあたりで銀貨の鋳造が行われていたため。実はここが、今も全国に数多くある銀座発祥の地。「ものの始まりなんでも堺」と言われるほど、堺は自転車や包丁、線香など、さまざまな伝統産業が生まれた地。そんな歴史や伝統も感じながら、商店街めぐりを楽しめます。
住所 |
〒590-0077 堺市堺区中瓦町 |
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インフォメーション
所属店舗
商店街インタビュー
ずっと続けていた「ガシバル」(堺東まちなか逸品バル)の代わりに、テイクアウトして家でみんなと楽しむ「ガシde街食(がいしょく)」を令和3年(2021年)12月に8日間限定で実施しました。これは関西大学人間学部とコラボしたもので、企画立案から学生の皆さんに関わってもらいました。景品のオリジナル注染手ぬぐいも大変好評でした。何より、関わった学生さんたちが堺に愛着を持つようになってくれたのがよかったと思います。
2年前、ガシバルよりも広域で実施した「堺東フードフェス」の集客が非常に良好だったので、中広域の飲食店を対象にしたイベントもまた企画したいと考えています。紙のマップやチケットを使用せず全てWebで案内するという、スマホ時代ならではの取り組みといえます。また、以前から継続的に取り組んでいる放置自転車や無断駐輪を減らすための自転車対策と同時に、中心市街地の自転車観光も推し進めていきたいですね。
有名どころであげるなら、堺市役所の展望台や、お散歩気分で行ける距離にある仁徳天皇陵古墳です。当商店街ならではの注目ポイントは2年前にリニューアルしたアーケードです。南船場や堀江のまちなみをプロデュースした、堺出身の空間デザイナー・間宮吉彦さんに設計していただきました。港町の波と堺の「S」をイメージした曲線が特徴で、夜間はLEDでその曲線デザインが浮かび上がります。こちらもぜひ見ていただきたいですね。
地元愛の強さ、人のよさは堺の財産の一つです。私自身、しばらくの間堺から離れて暮らしていた時期がありましたが、自分の事務所を構えるために帰ってきたとき、それを身にしみて感じたものです。だから道路が汚れていたら清掃活動をしたくなるし、放置自転車をなくして安全なまちにしたくなるわけです。みんなまちを愛しているので、そういう地元の人たちと商店街のいろいろな店舗を通じて触れ合ってほしいなと思います。
商店街おすすめスポット
誰でも無料で入れて、地上約80mからの絶景を360度眺められる堺市役所21階の展望ロビーです。商店街から徒歩約3分にあるこの穴場スポットでは、日本最大の古墳として知られる仁徳天皇陵古墳を含む百舌鳥古墳群をはじめ、堺の街並みを海まで一望できるため、地元の小学生の校外学習の場としても親しまれています。昼から夕方頃までは観光ボランティアガイドさんが常駐しているので、街の歴史や文化についても教えてくれますよ。
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