堀江の会・こだわり店「カレーBAR clover(クローバー)」
流行に敏感な若者が集う南堀江。カレー専門店「カレーBAR Clover」は、そんなおしゃれな町の一角にあります。出されるカレーは、昔ながらの欧風カレーに牛すじの入った「牛すじカレー」。それをベースに「バターオムチーズカレー」や「カレーラーメン」、「カレーつけ麺」といった人気のアレンジメニューが並びます。トッピングも、皆が大好きな唐揚げやハンバーグ、トンカツなどがずらり。
「カレーは牛すじカレーの1種類のみ。それにピッタリ合うものとして、うどんやラーメンを組み合わせたメニューを考案しました」というのは、店長の竹本浩章さんです。
辛味と甘み、そこにちょっぴり酸味を感じるルーの中には、こだわりの牛すじがたっぷり! 1カ月で120kg使うという自慢の牛すじの仕込みにかける時間はカレー以上。柔らかい部位は1~2時間ほどゆっくり煮込み、硬い部位は圧力なべで2時間しっかり炊くのだそうです。手間ひまかけて仕上げた牛すじのとろとろ食感に、夢中になるお客さんが多いというのも頷けます。
「大阪の郷土料理の『どて焼き』は、牛すじを味噌やみりんで長時間煮込んだ逸品です。」
竹本さんは毎日1人で400食分、1か月5000食を目標にカレーを作り続けています。
オススメは、「バターオムチーズカレー」。盛り付けの仕上げにバーナーであぶったこがしチーズの香りが食欲をそそります。トッピングとして、エビフライか、唐揚げ2個かを選べるのも嬉しいポイント。
2008年の開店以来、昔懐かしい、甘くて辛い欧風カレーで勝負してきた竹本さん。その味は、喫茶店を営んでいた父親の手作りカレーが由来だそうです。味とスピード、そしてどのメニューも1000円以下という安さで、堀江で働くサラリーマンやアパレル関係者、近所に住むご家族の胃袋も満たしています。
味に飽きが来ないよう、竹本さんは季節に合わせてカレーと合う組み合わせを考えています。「カレーつけ麺」は、暑い夏に冷たい麺を食べてもらいたいと考案したメニュー。麺の後はご飯を入れてご飯割りにする食べ方で人気になりました。ちなみに「カレーBAR Clover」では、人気が出たらレギュラーメニューに昇格というスタイルを取っているそうです。
お店に韓国語のメニューを置いてあるのは、堀江のアパレルショップ目当てに訪れる韓国の方々も多く来店されるから。「店のサイトに、ハングル語でうれしいコメントを入れてくださるんです。だから僕も翻訳機能を使って、ハングル語で返事しています!」。
竹本さんはこれからも辛くて甘いカレーを作り続けていきます。
*主なメニュー*
牛すじカレー
バターオムチーズカレー
カレーつけ麺
カレーラーメン など