船場センタービル・こだわり店「船場女将小路」
「船場女将小路」は、船場センタービル10号館地下1階の南側に広がる飲食店エリアです。飲食フロアの活性化を目指して2006年にオープン。アーケードをくぐると通路の左右に9店舗が並び、店頭にはおすすめのメニューなどのPOPが掲げられ、それぞれに個性を競っています。
「美味しい料理やお酒を親しみやすい雰囲気で提供する、魅力たっぷりの“個人店”がそろっています。女将をはじめ、店のスタッフさんは、楽しい語らいなど心のこもったおもてなしを大切にしています」と話すのは、運営を担当する有限会社ティケイ企画の今井豊さん。初めて起業する店主も多いそうで、昔の長屋のように店同士が互いに助け合いながら、エリアを盛り上げていく点も特徴だといいます。
たとえば「大阪産(おおさかもん)料理 空」では、大阪産の魚や肉、野菜で作るメニューを提供。堺出島漁港の漁師さんから直接買い付けた季節の魚、なにわ黒牛、犬鳴ポーク、泉州たまねぎや八尾の枝豆など地元でとれた新鮮な食材をふんだんに使ったお料理と、大阪府内で作られた地酒やワイン、箕面ビールなどを一緒に楽しめます。
「大阪といえば粉もんと思われがちですが、食材の宝庫であることを知っていただければ。会話が弾むきっかけにもなりますね」と今井さん。
女性ソムリエのいる沖縄料理店をはじめ、土佐料理店、和風居酒屋、串カツ店、スパイスカレー店など、バラエティ豊かな店舗が並ぶ「船場女将小路」。ランチからディナーまで、1人でも、グループでも訪れやすい雰囲気が魅力です。
「近隣で働く方をはじめ、大阪メトロ本町駅を乗り換えで利用する全国からのお客様にお越しいただいています。最近では周辺にホテルも建ち、外国人旅行者も増えているので、大阪の味と文化を知っていただく機会になればよいと思います。これからも、多くの方に心が通う船場のおもてなしを楽しんでいただきたいですね」と聞かせてくれました。