香里新町商店街・自慢「肉の三幸舎」
京阪電鉄香里園駅から北西へ約200メートルとほど近い香里新町商店街。周囲は駅前タワーマンションをはじめとする住宅地とスーパーや飲食店が集まる商業地が隣接するエリアで、地域の人が多く利用する地域密着型の商店街です。この地域で祖父の代から三代にわたって営業されているのが精肉店「肉の三幸舎」。「最近はこの辺りも飲食店、それも仕事帰りの一杯を楽しむお店が増えました。営業時間帯が違うので、実は賑やかな時間帯のこの辺りをよく知らないんですよね」と笑う店主の舛野さんは、羽曳野にお住まいで、ここまで片道一時間半もかけて通われているそうです。
羽曳野市の卸元から枝肉で仕入れるお肉は、質が良くてリーズナブルということで、常連のお客さんが次々に訪れます。また、注文を受けてから店頭で揚げるミンチカツやトンカツ、ビフカツなどの揚げ物も評判で、なかでも自慢のコロッケは1日に300個ほども売れるそうです。
店内には肉の他に、焼き肉や生姜焼きのタレはもちろん、カレールウや卵など、「今晩はお肉を食べようか」と考えた時に欲しくなるツボを押さえたアイテムが並んでいます。とりあえずここに来てから今晩の献立を考える、そんな便利なこともできるお店です。スーパーよりもちょっと良い、でも百貨店ほど高価ではない、日々の暮らしに間違いなく美味しいお肉を提供する、そんな肉の三幸舎さん。
店主とお父さんの親子二代で一緒に揚げる熱々ほくほくのコロッケは、まさに商店街の自慢の一品です。