十三本町商店街 「蔵酒の明治屋」店主 藤井宏昌さん
「蔵酒の明治屋」は、1930年(昭和5年)創業の老舗酒店。日本酒、リキュール、日本ワインなど、さまざまな風土の中で育まれた「和酒」を専門に扱っています。
近隣の飲食店経営者をはじめ、地域住民や日本酒ファンなど多くのお客様にとって、欠かせないのが店主である藤井宏昌さんのアドバイス。「おいしい日本酒に出会えば、ご自身で蔵元を訪ねてくれます。酒造りに真摯に向き合う生産者の思いを伝えることが、私の大切な仕事だと思っています」。
ずらりと並ぶ商品に添えられた、手書きのカード。そこに記された味わいの特徴を参考にするもよし、店主のお話を聞くのもよし。藤井さんの仕事に対する誠実な姿勢が、「この店で買いたい」と多くの人を惹きつけます。”人と人とのつながりを大切にする”十三本町商店街の名物さんたる理由が、ここにあるようです。
商店街も新店舗が次々と誕生し、日々変化を続ける時代。「私の店も改装をして、食品の扱いをスタートします。おいしいお酒にぴったりのおつまみを提案することで、より多くの方にお越しいただき、商店街全体を楽しんでほしいですね」と藤井さん。新たな取り組みは、商店街をさらに賑わせることでしょう。