淡路本町商店街 自慢 「昭和湯」
「昭和湯」は淡路駅を降りてすぐ、昭和3年(1928年)創業の老舗銭湯です。ステンドグラス風の天井やビビッドな色使いの壁面などレトロな内装と、美しいタイル張りの浴槽が特徴的。貼られているポスターをはじめ、冷蔵庫や扇風機などの家電に至るまで、古き良き昭和の香りが漂います。昔ながらの番台も健在で人懐っこいスタッフが温かく迎えてくれます。
「銭湯の設備も古くなってくると、メンテナンスできる業者も減っているんですよ。清潔感と安全性を維持するためには毎日のこまめな点検と清掃が欠かせません」と森川晃夫さん。
「お風呂に入るだけではなく、銭湯を交流の場として活用していただきたいと思っています。商店街の活性化に一役買っていればうれしいですね」
森川さんは仲間と一緒に「あなたにぴったりの銭湯を紹介します」というイベントを企画したり、湯桶やタオル、のれんなどオリジナルグッズのコラボ販売にも積極的に取り組んでいるそう。「銭湯を知らない人にアピールすると同時に、ご近所の方の“いつものお風呂”も大切にしたいです」と森川さん。銭湯カルチャーの存続と情報発信に日々、力を注いでいます。