西田辺駅前商店会 理事長 岡山 哲熙 さんに
万博の思い出を聞きました
昭和27年(1952年)、地下鉄御堂筋線の西田辺駅が開業しました。西田辺駅が終点でしたから、地下鉄からバスへの乗り換え客が駅前に大勢居て、飲食店が繁盛しました。それが昭和35年(1960年)には我孫子駅まで延伸されて、一気に静かになってしまいました。これは本当に大きな変化でした。大阪万博は、その10年後です。昭和45年(1970年)の万博の時、この辺りは会場からかなり遠いエリアなので、比較的普段と変わらない様子でしたが、と岡山理事長は回想します。
「あの頃はどこも活気はありましたよね。うちの商店街は飲食店が中心ですから、時代としては良かったです。高度経済成長の真っ只中、未来が明るかった頃ですから。当時の万博の影響は、会場から遠かったこともあり、直接的にはあまり感じなかったですが、今度の大阪・関西万博では、前回よりも会場も近いです。世界のあちこちからお客様が来る中、比較的マイナーな西田辺という地域でこんなおもしろいことをやっている、というようなことが何か作れたらなあと思っています」と、期待を胸に秘めているとのことです。