「豊中駅前 七夕まつり」でも有名な個性あふれる商店街
豊中市の阪急豊中駅は、阪急宝塚線の特急以外の全種別が停車し、大阪梅田駅へは急行を利用すれば2駅というアクセスの良さです。また、バス路線は阪急バスが乗り入れており、新大阪、千里中央、隣接する兵庫県伊丹市など多方面へ発着します。
バスを使えば大阪国際空港(伊丹空港)まで約30分、隣の蛍池駅で大阪モノレールに乗り換えれば、約19分で到着します。交通の利便性は、大阪でも屈指。それでいて、自然が豊富という特徴も。大阪4大緑地の一つ「服部緑地」は、豊中市を代表するスポットです。
さて、駅前の線路沿い東側には3つの商店街があり、昔ながらのお店から新しいお店まで、個性豊かなお店が並んでいます。こちらで紹介する商店街は、豊中駅前から刀根山(とねやま)街道に続く、古くからある商店街です。最近、商店街のマスコットキャラクター「マチカネコちゃん」が登場しました。
豊中駅前といえば、毎年多くの人でにぎわう「豊中駅前 七夕まつり」も有名です。このお祭りは、昭和54年(1979年)の、同商店街の取り組みから始まったもの。2020年に新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止にするまで、40年間途切れることなく開催されていました。豊中駅前商店街にたなびく、子どもたちの願いが込められた色とりどりの短冊は圧巻です。開催時間中は会場内の道路が歩行者天国となり、出店や屋台、また、さまざまなイベントが催されてお祭りを盛り上げます。
住所 |
〒560-0021 豊中市本町3-13-1 |
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インフォメーション
商店街インタビュー
商店街オリジナルのゆるキャラ「マチカネコちゃん」を作って、グッズを作ったり広報に活かしたりしています。豊中市は日本で初めてのワニの化石「マチカネワニ」が出た場所で、それを元にして豊中市のゆるキャラ「マチカネくん」が誕生しました。商店街のマチカネコちゃんはその恋人キャラです。 マチカネくんは公務員ということで、当商店街だけのために働いていただくわけにはいかないので、いろいろマチカネコちゃんにお願いしています。 毎年年末に行っているスタンプラリーのチラシにもマチカネコちゃんが登場してくれています。
商店街の通りは刀根山へ抜けていて、かつては刀根山街道という名前でした。この名前を復活できないかと思っています。また、頻繁に車が走る道なので、お客さんが安心・安全に買い物ができるよう、歩道や環境の整備に取り組んでいきたいと考えます。マチカネコちゃんの周知も進めて、スタンプラリーなどいろいろと盛り上げていくことを計画しているところです。
阪大キャンパス内になるのですが、マチカネワニの発掘現場に骨格標本のレプリカなどが展示されています。また、豊中市は高校野球発祥の地です。当時の球場の跡地には記念碑があります。それにちなんで豊中稲荷には白球の絵馬もあります。商店街以外にも、いろんな発見のある街です。
豊中はちょっと脇道にそれてみると色々な発見のある楽しい街です。大阪梅田から阪急の急行に乗れば二駅という近さも魅力です。この近さが逆に災いして、皆さん梅田に流れてしまいなかなか豊中には注目されないのですが、ぜひ一度訪れてみてください。楽しいお店もいっぱいあります。マチカネコちゃんにも会いに来てください。
商店街おすすめスポット
毎年のようにドラマがある夏の全国高校野球大会。高校野球といえば舞台は甲子園ですが、実は大会の前身である全国中等学校優勝野球大会が初めて開催されたのは、豊中市玉井町3丁目にあった豊中グラウンドです。第1、2回とこの地で大会が開かれ、それぞれ京都二中、慶応高が優勝しました。2023年夏の優勝校、慶応高が前回頂点に立ったのがこの豊中の地でした。 今は住宅地となっており、かつてのグラウンドの一角にメモリアルパークがあるだけですが、歴代の優勝校や当時の様子を見れる展示などもあります。ぜひ商店街にお寄りの際は、訪れてほしいスポットです。
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