阪急水無瀬駅直結、なつかしくて新しい高架下の商店街

 大阪府の北東部に位置する島本町。緑の山々や名水といった豊かな自然に恵まれ、大阪市と京都市のほぼ中間点というアクセスの良さからベッドタウンとしても人気のエリアです。 そんな島本町にある商店街「島本センター」は、阪急梅田駅から約30分の、水無瀬駅の高架下にあります。駅の改札口を出るとすぐ向かいに商店街の入り口があり、近隣住民や駅の利用者が行き交います。
 惣菜店や鶏肉店、米穀店、パンの店やフラワーショップ、飲食店ほか、なつかしい佇まいの店から新しい店まで、約30店舗が軒を連ねる島本センター。のんびりとした雰囲気の中、人の温かさ・やさしさが伝わる商店街です

 現在は、InstagramやLINEを活用した情報発信に注力。大売り出しの案内やお得なクーポン情報をデジタルで発信し、商店街の認知度アップに取り組んでいます。
 ただ、すべてをデジタル化するわけではありません。例えば年末のガラポン抽選会ではSNSとチラシを併用するなど、幅広い層に向けてデジタルとアナログを組み合わせたハイブリッドな訴求をしながら、さらなる活性化をめざしています。  

住所

〒618-0014 三島郡島本町水無瀬1

SNS

所属店舗

水無瀬餃子

商店街インタビュー

商店街の取り組みや力を入れていることは何ですか?

 ICTを活用した情報発信に力を入れています。2023年には商店街の公式LINEを作り、その普及に努めました。公式LINEを友達追加してくださった方には商店街で利用できる割引券をプレセント。こうした試みが、商店街の認知度アップや利用の促進につながっています。島本町商工会が主催する「しまもと百円・ワンコイン商店街」では、島本センター、水無瀬駅前商店街、みなせ名店街、水無瀬駅周辺や町内の店舗が参加・協力し、たくさんの方がお越しくださいました。

商店街がこれから取り組んでいきたいことはなんですか?

 ガラポン抽選会ではデジタルの活用で、初めて島本センターを訪れる方をはじめ、大きな集客効果につながりました。これからの課題はイベント時だけでなく、日常の買い物やサービスを利用しやすくなる仕組み作りです。例えば、“量り売り”といった買い物の方法がありますが、このような方法に慣れていない若年層もいらっしゃいます。こうした方に向けて売り方を工夫するなど、店舗それぞれが強くなっていかねばと考えます。組合員で力を合わせて、商店街の活性化をめざしていきます。

お気に入りのスポットや一押しスポット、風景などがあれば教えてください。

 水無瀬駅周辺は観光スポットも多く、駅を出るとすぐにおすすめのコースを紹介した大きな案内板が掲げられています。そのひとつ、商店街から徒歩約10分の「水無瀬神宮」は心落ち着く場所ですので、ぜひ訪ねてみてください。境内にある水汲み場に名水「離宮の水」を汲みに来られる人も多くいらっしゃいますよ。夏場はたくさんの風鈴が飾られ、写真を撮る方でもにぎわいます。今後は町や観光スポット、商店街など地域が一体となって島本町の魅力を発信するイベントを実施できればと考えています。

読者に向けてのメッセージをお願いします。

 デジタルを活用し、さまざまな企画やイベントを行うことで、商店街の魅力の発信や活性化を一歩ずつ進めています。なつかしさを感じられる店から新しい店まで、各店舗が丁寧に温かくお客様をお出迎えします。地域全体で島本町を盛り上げ、島本センターが元気のある商店街へ成長できればと考えます。周辺には観光スポットも数多くありますので、ぜひ遊びにいらしてください。

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