懐かしさを残す風景のなか、意欲的に活動する商店会

 箕面市東部、阪急・小野原バス停下車、徒歩約2分のところに小野原商店会はあります。目印は国道171号線の小野原交差点。ここから府道山田上小野原線を南に進むと、昔懐かしい趣のある街並みの右側に寿司店、さらに進むと左側に米穀店があり、現在はこの2店舗が商店会に加盟しています。
 2024年3月に開業した北大阪急行の箕面萱野駅、阪急千里線北千里駅、大阪モノレール豊川駅などへも、バスを利用してスムーズに行き来が可能。箕面市内を運行するコミュニティバス「オレンジゆずるバス」もあり、住民は周辺への移動に活用しています。

 小野原商店会があるエリアには閑静な住宅地が広がり、近隣の大学に通う学生用の賃貸マンションも点在。大型チェーンの飲食店やスイーツの人気店、歴史を感じる西国街道、緑道や公園なども整備され、暮らしやすい地域として知られます。
 商店会は、箕面市商工会議所の取り組みに積極的に参加。お得な商品を販売する「100円商店街」のほか、プレミアム付き商品券「小さなお店応援チケット」の取り扱いも予定しています。今後も箕面市の各団体と協力して、さまざまな活動を継続していきます。

住所

〒562-0032大阪府箕面市小野原西1

商店街インタビュー

商店街の取り組みや力を入れていることは何ですか?

 1986年に発足した小野原商店会は、現在は寿司店と米穀店の2店舗で活動しています。米穀店で精米した米を寿司店で使用し、お客様からおいしいと喜んでいただいています。箕面商工会議所が推進する「100円商店街」でのお得な商品の提供や、プレミアム付き商品券「小さなお店応援チケット」取り扱いは、利用者に大変好評でした。「小さなお店応援チケット」は2024年に第7弾を計画中で、紙のチケットに加えデジタルチケットも販売するそうです。寿司店では、「こども110番」のステッカーを店舗前に掲示するなど、地域の安全に尽力しています。

商店街がこれから取り組んでいきたいことはなんですか?

 月に一度、箕面市の商店街関係者が集まる箕面商工会議所の会合があります。必ず出席して、古くからの知り合いと情報交換をするようにしています。箕面市は観光資源が多く、2024年3月に北大阪急行の箕面萱野駅が開業したニュースもあり、これからますます発展が期待される街です。今後も商店街や行政、地域が連携してさまざまな取り組みを行うことで、遠方の方にも広く知っていただき、魅力の発信につながればと考えています。

お気に入りのスポットや一押しスポット、風景などがあれば教えてください。

 商店街を横切るようにのびているのが、江戸時代の重要な幹線道路である西国街道です。落ち着いたたたずまいの街並みが続き、天気の良い日にはウオーキングコースとしてもおすすめです。西には、忠臣蔵に登場する赤穂浪士の一人・萱野三平の旧邸宅「萱野三平記念館」もあります。文教地区らしく、近くには「箕面市立多文化交流センター」も。人々が集う催しを開催したり、世界の料理をいただけるカフェも併設され、交流の場となっています。

読者に向けてのメッセージをお願いします。

 空気がよく自然も豊かで、昔懐かしい趣が残る暮らしやすい街です。大阪大学の学生だったころ、近くに下宿をしていた方が50年ぶりにこの街を訪れ、商店会の寿司店へ立ち寄ってくださいました。心に残るあたたかなふれあいを大切に、今までも、そしてこれからも誠実につとめてまいります。周辺には見どころも豊富ですので、ぜひ遊びにいらしてください。

この近くにある商店街

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