人口増加中の人気エリアを支える、茨木市の“若手”商店会
中条まちづくり商店会は、JR茨木駅と消防署を結ぶ東西通り沿いにあります。全長は約650m。道幅が広く、ゆったりと落ち着いた雰囲気です。加盟店舗数は11軒で、美容室、保険の代理店、歯科、クリーニング店、居酒屋、洋菓子屋、理髪店などが並んでいます。
茨木市の商店会・商店街のなかでは比較的新しく、1998年に発足しました。東西通りの道幅が4mから16mに広がることを受けて、茨木市全体がさらににぎわってほしいとの願いから、商店会設立の計画が進行。誕生した商店会の名前には、「まちづくり」という言葉を入れました。
当初の願いどおり、商店会周辺の人口は増加しました。周辺に立命館大学大阪茨木キャンパスがあり、学生の姿も見られます。地元大学生と協力しあって、商店会界隈のマップ作成なども行なってきました。
2023年には、商店会の東側に「茨木市文化・子育て複合施設 おにクル」がオープンしました。設計を担当したのは、大阪・関西万博の大催事場EXPO ホールシャインハットの基本設計を行った伊藤豊雄氏です。同じ2023年には、商店会の中ほどにある東駅前公園でシンボルモニュメント「IBARAKI」が完成。茨木市の新たな撮影スポットとなっています。
若いエネルギーに満ちている中条まちづくり商店会。30周年の節目に向けて、さらに活気あふれる街にしようという気概にあふれています。
住所 |
茨木市西中条町3 |
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Web |
所属店舗
商店街インタビュー
中条まちづくり商店会単独では、10年ほど前から一年に一度、ミニパンフレット「中条ぶらり」を発行。近隣のお店の紹介や、マップなどを掲載して、街の魅力をお届けしています。また、商店会が中心となって、2023年には東駅前公園にシンボルモニュメント「IBARAKI」を設立しました。茨木市のほかの商店会・商店街と協力している取り組みでは、年に2回、夏と冬に謝恩祭を行って、茨木市のキャラクター「いばらき童子」や「いばらき福にゃん」のイラスト入りのカレンダーを配布しています。
近隣で暮らしている子どもたちが喜んでくれるような企画を発信していきたいと考えています。イルミネーションと一緒に、子どもが描いた短冊を飾ったこともありますが、次の企画は日中に楽しめるものがいいですね。例えば、地元小学校の子どもが描いた絵をストリートフラッグにして、通りぞいに飾るなど。大人も子どももワクワクしてもらえるよう、これからも近隣の商店会・商店街と協力して、さまざまな企画を考えていきたいです。
イチ押しは商店街の東側にある「茨木市文化・子育て複合施設 おにクル」です。オープンしたのは2023年でしたが、商店会で発行している「中条ぶらり」ではオープンの3年前からおにクルを何度か取り上げて応援していました。その効果か、おにクルへの来館者が初年度に200万人を突破したと聞いた時は嬉しかったですね。それから、商店会にある「洋菓子せいじどう」で販売している、いばらき童子の顔を模した「童子サブレ」は、お土産やお持たせにぴったりですよ。
JR茨木駅、阪急茨木市駅の間や周辺には、さまざまな商店会・商店街があり、個性的なお店も多く見られます。ぜひ、あちこちお散歩して巡ってもらいたいです。中条まちづくり商店会はもちろん、茨木市全体を盛り上げていきたいという気持ちは以前からずっと変わりません。そのためにも、ほかの商店会・商店街との連携を大切に、今後も茨木市を活気ある街にするためにさまざまなチャレンジをしていきたいですね。
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