地域の農家や農芸高校の協力で活性化を図る商店街
南海高野線萩原天神駅から約1km、住宅街の中にある30店舗あまりの商店街です。スーパーを核にした、比較的規模の小さな商店街ですが、近隣の農家の方や農芸祭で有名な農芸高校が協力し直接出店する「美原本通りマルシェ」などを精力的に開催しています。
近隣は住宅の新築などが盛んな地域で、若い子育て世帯なども多く、美原本通り商店街が毎年開催していたサマーフェスタは多くの家族連れでにぎわっていました。
しかしそんな環境にもかかわらず普段、商店街を訪れる人は決して多いとは言えない状況で、せっかくのイベントが顧客を増やすことにつながっていませんでした。そこで同商店街は平成22年(2010年)に振興組合を設立して、組織力を強化、団結して集客に取り組みました。
美原本通りマルシェにあわせて100円商店街というイベントを開催することで、集客の相乗効果をあげたり、美原区の商店街共通のキャラクター「みっぱら」の着ぐるみを同商店街で製作したり、活性化に取り組んでいます。
住所 |
〒587-0051 堺市美原区北余部25 |
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Web |
インフォメーション
商店街インタビュー
月に一回、第三土曜の朝に「美原朝市」を開催しています。近隣の方がたくさんお越しくださって、にぎわいますよ。地元の農家さんの新鮮野菜やおもちなどの加工品、府立農芸高等学校の生徒さんが作ったパンやピザは、これを求めてやって来た人たちで行列ができるほどです。 コロナ禍以前は、夏祭りも実施していました。商店街の仲間で、金魚すくいやスーパーボールすくいといった遊びや飲食の屋台を企画し、出店。通りにたくさんの店が並ぶ様子は、夏の風物詩でもありました。
大阪・関西万博のロゴマークが入った、商店街行動宣言「みんなで守ろう。おおさか」PRのぼりを旗印に、街のにぎわい創出に力を入れていきます。堺市商店連合会の「さかいご近所商店街 QRクーポンまつり」に参加し、サービス向上にも着手。コロナの状況も見つつ、少しずつイベントが再開できればと、理事7名で会合を重ねています。楽しみに待ってくださっている方々のためにも、来年は夏祭りを復活させたいですね。
美原本通り商店街は、昔ながらの懐かしい雰囲気を今に残す小さな商店街です。周辺には住宅や田畑が広がり、落ち着いて暮らせる点が魅力ですね。気さくに挨拶を交わしあえる、人情のある街だと思います。各店舗のほかにはスーパーもあり、「暮らしに必要なものが揃う」商店街です。 最近流行の「昭和レトロ」を、看板の文字や店頭のディププレイなどから感じてもらえるのではないでしょうか。
美原区にある商店街は、美原本通り商店街ひとつだけということもあり、この街をしっかりと守り、次世代につなげていこうと考えています。そのためにも組合員一同、お客様へのサービス向上をめざしてがんばっていきます。 近隣には子育て世代も多く住んでいて、カフェや保育園ができたという話題も。堺を訪れた際にはぜひ訪れてみてください。のんびりゆったりと、素朴な商店街の雰囲気を楽しんでいただければ嬉しいです。
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