大阪ミナミの玄関口からアクセス良好。下町人情にあふれる商店街
大阪メトロ九条駅の3番出口を出て、中央大通沿いに南西へ進むと見えてくる「キララ九条」の看板を掲げたアーケード。ここから始まるキララ九条商店街は、4つの団体から成り立つ商店街です。
中央大通に面した入り口からやきとり一番までが九条新道駅前商店街振興組合の運営で、衣料品、美容室、菓子、電気製品など物販系を中心に、不動産や飲食といったサービス業のお店が並びます。
かつては”西の心斎橋”と呼ばれ、現在の心斎橋よりもにぎやかだったと伝えられる九条エリア。九条新道駅前商店街振興組合の店主のなかには、『九条で商売が成功したら、どこへ行っても成功できる』と聞いて育った人もいるほどです。
現在も、地域の生活路として多くの人々が行き来する商店街。駅に近い立地で、民泊施設も増えてきたため、外国人観光客も多く訪れるようになりました。
毎年夏には、地元神社の夏祭や「九条フェスタ」といったイベントも開催され、多くの人でにぎわいます。
住所 |
〒550-0027大阪市西区九条2 |
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商店街インタビュー
新しく九条新道駅前商店街振興組合に加わったお店をFacebookで紹介したりしています。商店街の維持を考えると、ホームページやLINEを使った若い人へのアピールも大切です。LINE登録でもらえる割引クーポンなどは、私たち自身ももらえたら嬉しい。そういったお客様目線でのサービスとあわせて、情報発信の強化に取り組んでいます。ただ、この界隈はお年を召した方も多いので、年齢を問わず使いやすいサービスになるよう工夫していきたいですね。
駅前という立地と、民泊施設もあって、商店街に来られる外国人観光客も増えています。外国の方がお買い物しやすく、店主側も使いやすい、ボタンを押すだけの翻訳機を各店に置けないかなと考えています。外国人の方が訪れる周辺施設等にも商店街のパンフレットを置いてもらいたいとも思っています。東大阪の布施では、商店街と宿泊施設が連携して、好きな飲食店で食事をし、お風呂は銭湯を使えるそうです。こうした形を取っていけるといいですね。
九条の中心的存在「茨住吉神社」です。1624年ごろに始まった干拓工事の完成とともに社殿ができた、住吉大神をお祀りする神社で、商店街から歩いて5分ほどのところにあります。九条で生まれると、お宮参り・七五三・厄払い・成人式・結婚式でお世話になる人が多いですね。毎年7月22日・23日には神社の夏祭があり、獅子舞巡行・枕太鼓奉納・大神輿巡行が行われます。神社を盛りあげる青年団が準備を行いますが、こうした活動を通して地域の結びつきが保たれています。
九条は、大阪・関西万博の会場となる夢洲へもアクセスが便利です。関西空港から難波を経由して、一度の乗り換えで到着できる点から、人気のエリアでもあります。観光客の方に途中下車してもらえる商店街に変えていきたいですね。『一番大きいパックを買ってくれたから、たこ焼き1個おまけで入れておくね』といった下町人情が生きる「九条新道駅前商店街振興組合」を、ぜひ訪ねてみてください。
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