住宅地のなかのレトロな街並み。地元に愛され続ける名店街
北茨木名店街は、国道171号線に面した大型ショッピングセンター「アル・プラザ茨木」の東側に隣接しています。周辺には多くの住宅があり、川が流れる落ち着いた環境。北茨木名店街は、こうした地域で長く愛されてきた商店街です。
昭和レトロを感じさせる商店街では、現在は15店舗の専門店が営業しています。安くて新鮮な野菜をそろえる八百屋、70代の店主が切り盛りする町中華、たっぷり野菜にハンバーグやチキン南蛮などのランチが食べられる洋食屋、遠方からもファンが訪れるパン屋など、レベルが高いけれども気軽に利用できるうれしい専門店ばかりです。
高齢化による閉店もありましたが、若い世代がしっかりとバトンを受け取り、街を盛り立てている北茨木名店街。アル・プラザ茨木店の存在のおかげで日が暮れても明るく治安もよく、北茨木名店街まで来てくれる新規のお客様もあり、うまく共生しているようです。
北茨木名店街は、周辺の宅地開発にあわせて出店を試みる大型商業施設に対し、団結して商店を盛り立てていこうという目的で、50年以上前に設立されたといいます。
その文化はいまも引き継がれ、お互いが助け合い、個性を打ち出しながら街を盛り上げています。
住所 |
大阪府茨木市上郡2 |
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所属店舗
商店街インタビュー
北茨木名店街の特長は、同じ業態がなく、専門的に特化したお店ばかりだということです。みんな仲良く、元気に営業しています。独自の方法でお店を経営できる点も、個人商店ならでは。例えば八百屋さんは、できるだけ価格を抑えて旬の野菜やフルーツを販売しています。飲食店も、価格をおさえてお腹いっぱい食べられるメニューを用意していますね。それぞれのお店が工夫して、個性を打ち出しています。
15店舗ほどが集まる名店街では、現在は決まったイベントなどは行っていません。各店舗が特徴を生かして、お客様にファンになっていただけるような活動を行っています。このような努力が功を奏してか、常連のお客様がついているようです。お客様を大切に、若手の経営者にも商店街に加わってもらいながら、愛される商店街であり続けたいと考えています。
北茨木名店街は、のんびり穏やかな空気が流れる、昭和の雰囲気をとどめたレトロな商店街です。長年親しまれている赤いのれんの町中華。木の窓枠と植物の緑がヨーロッパの田舎を思わせる洋食店などを見れば、初めて訪れた方も懐かしさを感じていただけるのではないでしょうか。昔ながらのお店のほかに、モダンなお店もあって、街の表情はさまざま。そんな味わい深い商店街です。
アル・プラザ茨木店に立ち寄ることがあれば、その隣の北茨木名店街にも遊びに来てください。レトロな通りの両サイドには、おいしいパン屋や昔ながらの町中華、ヨーロッパを感じる洋食屋、おいしい珈琲がいただけるカフェや、品ぞろえ豊富な八百屋が並んでいます。小規模でも専門性が高いお店のなかから、きっとお気に入りが見つかると思います。
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