風情と人情を残す地元民の社交場的な商店街
大阪メトロ谷町線と今里筋線が乗り入れる太子橋今市駅から、国道479号線を南に行ったあたりにある京阪商店街。昔ながらの風情と人情を残す商店街として、地元の人たちに親しまれています。ビルとビルに挟まれたアーケードをくぐると「おはよう」「まいど」などの声が飛び交い、気さくな雰囲気があります。
そこから東へ約200m続く同商店街には昔ながらの価格で庶民的な味を提供する食事処や手芸用品店、美容室があります。
最近では空き店舗をレンタルスペースとして活用する試みもされており、新規事業に挑戦したい人や趣味で作った物品を販売するチャレンジショップとして活用される例も。
また「夜店まつり」など、年数回のイベントを催し、売り出しやサービス券の配布を行われています。近くには他に3つのアーケード商店街があり、それぞれを合わせると生活に必要なほとんどの商品がそろうため、地元の人たちを中心に買い物客が集います。
住所 |
〒570-0081 守口市日吉町1 |
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Web |
インフォメーション
商店街インタビュー
ハロウィンなどに合わせて、もぐもぐマルシェなどのイベントをしています。前回のハロウィンフェスは守口市立図書館などの協力もあり、コロナ禍で外出を控えていた人たち、特に若い人たちが大勢集まって盛況でした。ただ、日頃からの商店街のお客さんとは必ずしも一致しない部分もあって、商店街での消費行動に繋がっていない、費用を投入した効果が現れていないという反省もあります。いまその検証と分析、次に向けての検討をしているところです。
若い人たちを集めて活気を呼ぶことも大切ですが、やはり日頃からのコアなユーザー、お客さんですね、高齢者に響くイベントを考えていきたいと思います。以前はたとえば夜店をすれば地域の子どもさんが集まって、その親御さんに喜んでいただけましたが、地域が高齢化した今ではそれが通用しなくなってきました。やはり地域の人たちに喜んでいただけることを模索していきたいと考えています。
この商店街からまっすぐ淀川へ向かうと、昔そこに平田の渡し(へいたのわたし)という渡し船の乗り場がありました。豊里大橋ができて無くなりましたが、それまでは対岸の東淀川などから渡し船で当商店街に買い物に来られていたといいます。スクーターを船に乗せて来られることもあったとか。そんな時代を想像すると、淀川の景色がまた違って見えてきます。
地元が要望していた、土居駅にエレベーターが付くことになりました。公園(ユーティリティースペース)設置の予算も付き、公衆トイレもできることになりましたので、少し景色が変わると期待しています。土居駅前には当商店街と、他にも魅力的な商店街が集まっています。ぜひ一度遊びに来てください。
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