JR高槻駅前と旧・西国街道をつなぐ落ち着いた商店街
JR京都線高槻駅は京都と大阪のほぼ中央に位置する、新快速も停車する大きな駅です。駅前にはタワーマンションや大規模な商業施設などが立ち並び、非常ににぎわっています。
そんな駅前の北西側、大型商業施設が途切れた辺りから西へ向かって、芥川商店街が延びています。もはや高槻市内では珍しくなってしまった、アーケードのある昔ながらの商店街。路面もカラー舗装されています。全長は200メートルほどで、同商店街が駅前と旧・西国街道を結ぶ形になっています。
辺りはかつて「芥川宿」という宿場町として栄えていたところで、豊かな歴史を感じさせる街並みです。同商店街もそんな街並みに寄り添うように落ち着いたたたずまいで、老舗を感じさせるお店も多いです。
土曜市や歳末大売り出しなど恒例のイベントに加えて、商店街独自のポイントカードU-con Card(右近カード)も発行しています。ポイントの期限はなく、ためるとお買い物券として使えるほか、イベントにも参加できます。
なお、カードの名称は高槻とゆかりの深いキリシタン大名「高山右近」から名付けられました。
住所 |
〒569-1123 高槻市芥川町2 |
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Web |
インフォメーション
所属店舗
商店街インタビュー
地域密着型の商店街であることですね。伝統文化を大切にしつつ、まちの発展とともに進化していきたいです。芥川商店街は高槻で最も古く、西国街道の中でも宿場町として栄えました。老舗旅館から地産地消を意識した食材を扱う店まで、さまざまな店舗が並んでいますが「皆さん仲がいいね」と言われるのが自慢です。関西将棋会館の移転を間近に控え、まちと商店街を積極的にPRしています。
「将棋のまち高槻」として、アーケードの舗装タイルを将棋の駒模様にするなど色々と計画中です。高齢の方と子ども達、ファミリーが交流できる商店街にしたいですね。令和5年(2023年)には関西将棋会館が高槻に移転します。将棋のまちとして知られる山形県天童市とも提携して、将棋にちなんだイベントや「夜市」「ストリートライブ」も再開する予定です。同年の公開を目標にホームページもリニューアル中です。ご期待ください。
芥川周辺の緑豊かな風景がお気に入りなんですよ。ジョギングやウォーキング、犬の散歩などを楽しむ人たちで、いつもにぎわっています。夏場は夜になると蛍を見かけることもあります。川のせせらぎに耳を傾けながら川面を眺めているだけで、ゆったりした気分になれます。将棋の王将戦で対局会場になっている温泉旅館「山水館」や「美人湯」で汗を流して帰るのもいいですよ。自然の中で、のんびりとした時間を楽しんでいただきたいですね。
芥川商店街は老舗が多い印象ですが、地元の新鮮な食材を提供する新しいスタイルの店舗も増えています。芥川周辺の散策や、摂津峡でバーベキューなどした帰りに商店街でお買い物するのもお勧めです。 近々、駅前での屋台村や大型トラックを使った音楽イベントなども計画しているので、ぜひ訪れてみてください。商店街が歴史ファンや将棋ファン、新しいもの好きなかたにとっても憩いの場になればうれしいですね。
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