トナリエ栂・美木多・カルチャー 「原山公園」
見晴らしのよい丘の上に広がる青い空に、緑の芝生。道幅のゆったりした遊歩道を行くと、「すこやか広場」や「かもめ広場」、展望台のある「憩いの森」にたどり着きます。
テニスやサッカーといったスポーツが楽しめる「多目的コート」では、週末になると、スポーツに汗を流す人たちでにぎわいます。
ここは、栂・美木多の駅から歩いて5分ほどのところにある「原山公園」。緩やかな丘陵が広がるこのエリアは、1960年代に泉北ニュータウンとして開発されました。2019年には原山公園が再開発され、リニューアルされた新しい公園として、地域の憩いの場となり、さらにはスポーツや散歩も楽しめる場所でもあります。ツリークライミングやドローン教室といった、野外空間を活用したイベントも開催されているとのこと。
2020年9月に公園内に誕生した原山台ジムは、トレーニングジムやスタジオ、屋内プールを備えたスポーツ施設。広いガラス張りの壁は、周囲の開放的な景色を取り込み、室内なのに屋外にいるかのような心地よい解放感を味わえます。
その施設に隣接するのが、「原山公園プール」。なんといっても、南大阪最大級のウォータースライダーが自慢です。
「高さが約12メートルあり、滑り降りてくるまでたっぷり30秒ほど楽しめます」と話すのは、園長の小林俊和さん。スライダーをぐるりと囲む、長さ約160メートルの流水プールや、深さ0.5メートルほどの幼児用プールなど、プールも充実しています。
5分に1度、大きなバケツから大量の水が降りそそぐ仕掛けがあるエリアでは、そのたびに子どもから大人まで家族みんなの歓声が。7~8月という2カ月間の営業期間中、約7万人が利用した人気スポットです。
オフシーズンには、プールサイドでアーティストのライブを行ったこともあるそう。
「この場所を、冬場もどんどん活用していきたい。これまでも、足場を組んだアスレチックなども実施したことがあります」。
プールという枠を超えてチャレンジし、プールエリアから公園全体を活性化させていきたいと語る小林園長。
ここでしかできない体験の提案は、原山公園をますます人々の心に残る場所にしていくはず。今後の活動から目が離せません。