日本橋筋商店街・飛田本通り商店会・カルチャー「天王寺動物園」
大阪府民に長く親しまれてきた天王寺動物園。開園は1915年と、日本で3番目に長い歴史をもつ動物園です。現在、園内では約170種1,000点の動物を飼育。生息地の景観をできる限り再現した生態的展示で、動物たちが自然に暮らす姿を見ることができます。
園内は複数のゾーンに分かれています。ペンギンパーク&アシカワーフで出会えるのが、温暖な南米チリを生息地とするフンボルトペンギン。隣のホッキョクグマ舎では、ホッキョクグマの「ホウちゃん」がゆったり泳いでいます。
アフリカサバンナゾーンでは、ライオンやキリンがゆうゆうとお散歩。まるでサバンナの草原のようですが、動物たちの背景にはあべのハルカスが見えます。都会の動物園ならではの面白い光景です。このゾーンの周辺にいるキガシラコンドルやチュウゴクオオカミ、サル・ヒヒ舎にいるドリルは、日本では天王寺動物園でしか見ることのできない珍しい動物です。
園内の随所に感じられるのが、飼育スタッフの動物たちへの愛情。獣舎の展示パネルやおもちゃの一部も飼育スタッフが作っているのだとか。
年間イベントも充実しています。夜に開園する「ナイトZOO」(今年度は終了)のほか、開園110周年に係る関連イベントとして早朝開園の「プレモーニングZOO」も今後開催予定です。園の中央にある「TENNOJI ZOO MUSEUM」では、戦時中の動物園展や生物多様性をテーマにした企画展を毎年開催。企業コラボのワークショップなど、新たな取組みにもチャレンジしています。
2025年1月1日には開園110周年を迎える天王寺動物園。ゲートには記念のカウントダウンモニュメントも設置されました。JR天王寺駅、大阪メトロ動物園前駅から徒歩圏内でアクセスも便利。動物たちに会いに行ってみてください。(写真提供:天王寺動物園)