吹田市旭通商店街・カルチャー 「浜屋敷」
約20年前に吹田市に寄贈された、江戸後期の旧庄屋屋敷を「吹田歴史文化まちづくりセンター」としてリニューアル。歴史、文化などまちづくりに関わる活動や、交流の場として再活用されています。
主屋では「へっつい」と呼ばれるかまどや土間、地域特有の室内井戸に、当時の姿を残す柱など、日本の伝統的建築の特徴を随所に見ることができます。
蔵棟には、京都と大阪を結ぶ水運の要「吹田村」として発展してきた歴史を、年表や展示で学べるコーナーが。地域に伝わる民話を朗読付きの紙芝居風映像でも楽しめます。
別棟には、江戸時代に建造され、吹田市指定有形民俗文化財に指定されただんじりが展示されています。牡丹や唐獅子、龍、鶴亀といったモチーフをひとつの木から彫り出した彫刻が美しく、その躍動感は言葉を失うほど。これらのだんじりは、今もなお現役で曳き回しをされているというのですから驚きです。だんじりは、ガイドさんがいらっしゃる時は案内と解説をしてもらえるため、事務所で確認をしてみてください。
主屋(1部屋300円~)、ギャラリー兼音楽室(700円~)で貸出しされているほか、能や雅楽の鑑賞会なども開催。市民の憩いの場となっています。
浜屋敷周辺には、水運の要所だったことを物語る「吹田の渡し跡」をはじめ、神社仏閣も多く残っており、それらを巡るガイドツアーも行われています。
毎回テーマが変わり、催行については「市報すいた」に掲載されるので、吹田市民の方はぜひチェックを。10人/1000円~の個別のガイド依頼も可能です。少人数の場合も相談に乗ってくれるので、問い合わせをしてみては。