駒川商店街・体験 「グルメお好み焼 花まる」
駒川商店街の中心部で30年以上続く「グルメお好み焼 花まる」。自分でお好み焼きを焼く体験ができる、「お好み焼き教室」も開催しています。
ネオンの看板に導かれてお店に入ると、「いらっしゃいませ」と元気な声。「体験したい」と伝えると、鉄板席に案内してくれました。
教室で焼くのは「混ぜ焼き」と呼ばれる大阪らしいお好み焼き。最初に具材を3種類選びます。メニューには、豚肉(黒毛もち豚バラ肉)やイカ、むきエビなどのほか、いもや納豆、明太子、きのこといった食材が。宗教上の理由をはじめ、食べられないものがあるお客様のため、幅広い具材をそろえているそうです。
具材を選ぶと、みじん切りのキャベツ、ねぎ、天かす、紅生姜が乗った生地のベースが丼で運ばれてきました。
スタッフさんの指導のもと、まずは具材の一部を焼きます。今回は豚肉を鉄板に。焼け具合を見つつ、丼の中で生地のベースを混ぜます。丼の底に山芋・小麦粉・だしが入っているので、下から上へすくうようにして混ぜるのがコツとのこと。
次に、焼いた具材の上に生地ベースを乗せ、その上に残りの具材を。今回はキムチやチーズなどをトッピングしました。その上からさらに生地ベースを乗せ、6分ほど焼いてひっくり返します。
ひっくり返す器具は、さまざまな呼び名がありますが、大阪では「てこ」と呼ぶのが主流。両手にてこを持ち、お好み焼きを鉄板からまっすぐ持ち上げ、「せーの!」でポン!とひっくり返す、 ドキドキする瞬間です。
焼き上がったら、デーツやりんごを入れて煮詰めた特製甘口ソースをたっぷりと。ソースがこぼれ、鉄板がジュウジュウと美味しそうな音を立てる様子がたまりません。マヨネーズをぬり、かつお節、青のりをふりかければ完成です。
生地の焼けた匂い、ソースの甘酸っぱい香りにうっとり。お好み焼きの上では、かつお節が踊るように揺れています。
さあ、実食。小さめのてこで一口サイズに切ってパクリ。「まずテコで食べてもらい、B級グルメらしさを満喫してもらっています」と、スタッフさん。
その後はお箸でもOK。具材の旨味、卵や紅生姜の風味を感じるお好み焼きを前に、ハフハフと食べることに夢中になってしまいました。香辛料が効いた辛口ソースで、味に変化をつけても美味しくいただけます。
「グルメお好み焼 花まる」を運営する「肉の森田屋グループ」代表取締役の森田真規さんは、「お好み焼きを焼くのはホンマに楽しいし、自分で作ったら格別の味わい。駒川商店街の人情味も感じつつ、お店に来てもらえれば」と満面の笑顔で話してくれました。
自分で作るオリジナルのお好み焼き。大阪に来た際はチャレンジしてみてください。
*お好み焼き教室詳細*
概要:スタッフが丁寧に焼き方を教える本場のお好み焼き教室
内容:お好み焼き(好きな具を3種類選べます)+サラダ・ドリンク
価格:2,500円(税込)
※予約なしでも対応できます