吹田市旭通商店街・吹田市片山商店街・「吹田歴史文化まちづくりセンター 浜屋敷」
江戸時代末期の庄屋屋敷を復元・改修し、歴史や文化を伝える市民の交流施設として生まれ変わらせたのが「吹田歴史文化まちづくりセンター 浜屋敷」です。JR吹田駅から徒歩約15分、阪急相川駅から徒歩約10分と、アクセスもよい立地にあります。
「主屋」「蔵棟」「だんじり庫」は無料で見学可能で、館内ガイドも事前予約制でお願いできます。
日本の伝統建築である主屋には畳敷きの和室が連なり、外には和風庭園が広がります。土間には「へっつい」といわれるかまどを復元。五口の焚口が並ぶ勾玉形のかまどは見どころのひとつです。
この広い主屋では、雅楽や狂言といった伝統芸能や講演会などさまざまなイベントが行われています。
「蔵棟」にある「吹田発展資料室」では、吹田の歴史や人々の暮らしを展示で紹介しています。吹田の地には多くの民話が残されていますが、これらを紙芝居風の映像で楽しむことができます。また主屋の一部と「ギャラリー兼音楽室」は、貸室として利用されています。
「だんじり庫」では、江戸時代に建造された周辺町会のだんじり6台を入れ替え制で展示。吹田市指定有形民俗文化財に指定されているだんじりの、迫力ある細工を間近で鑑賞できます。地域では現在も夏に、街中をだんじりが曳行される「吹田だんじり祭」が開催されています。
もちつきや七草がゆ、端午の節句、七夕といった年中行事も実施している「吹田歴史文化まちづくりセンター 浜屋敷」。桜やあじさいといった花が咲く季節に、花々を眺めながらのんびりと中庭でくつろぐのもおすすめです。