羽衣商栄会・カルチャー 「浜寺公園」
高石市と堺市の沿岸部沿いに、南北約2kmにわたって広がる浜寺公園。南海電鉄羽衣駅とJR東羽衣駅近くにある羽衣商栄会から西方面へ10分ほどの距離にあります。
浜寺公園ができたのは1873年。明治国家建国の中心人物だった大久保利通氏が、この地にあった由緒ある松林の伐採を嘆いたことをきっかけに設立された、大阪で最も古い公園の一つです。松林は現在も大切に保護され、園内全域に広がっており、「日本の名松100選」にも選ばれています。
公園の入口は、阪堺電車浜寺駅前駅の前。入り口からまっすぐ続く並木道を進むと、2023年にリニューアルした噴水広場があり、その奥に華やかなばら庭園が。西欧風の庭園と日本庭園風の2つのゾーンに分かれ、春と秋にはばらが一斉に開花します。春に開催される「ローズカーニバル」というイベントは、キッチンカーや屋台が登場し、催しのステージもあってとても華やか。ばら庭園では、ボタン、こぶし、さるすべり、ヒガンバナ、ハマナスなどの季節の花々も鑑賞できます。
夏は、園内北側にあるプールが大人気。大小の変形プール、25m・50mのプールのほか、流水プールもあります。2023年の夏は、来場者15万人を超える勢いで、特に流水スライダーは大行列。新たにできたビーチスポーツコートでビーチバレーに興じる人も見られました。
秋は、園内中央付近にあるソフトボール場、球技場、テニスコートで、スポーツの大会や試合がよく行われています。この時期は交通遊園の前の紅葉が特に美しく、眺めて歩くだけでも気持ちが満たされそう。
プールのほかにも、中央児童遊技場、ゴーカートで走れる交通遊園、ランバイク練習場、ふわふわドーム、交通遊園とばら庭園の間を走る子供汽車『浪速号』といった、子どもが思いっきり遊べる遊具・乗り物が充実。
園内の中央の桜道や松林が広がるエリアでは、年中バーベキューができ、特に休日は賑わいます。炭洗い場も園内各所にあるため、後片付けにも便利です。
浜寺公園管理事務所の三宅毅和さんによると、「毎日、お散歩される方もいて、皆様に親しまれている公園です。ドッグランもあるので犬連れの方も多いですよ」。園のなかでのお気に入りを聞いてみると、「桜が一気に開花する、春の『桜道』です。浜寺水路沿いから望める工場地帯の夜景も幻想的で素敵です」と、教えてくれました。一年を通して、美しい景色が広がる浜寺公園で、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
*詳細情報*
【ばら庭園】
開園期間・時間:3月中旬〜12月中旬、10:00〜17:00
休園日:火曜日(祝日の場合は翌日)
入園料:無料
【プール】
営業期間:夏季のみ、期間中は無休。
営業時間:9:30〜18:00(入場は17:00まで、遊泳は17:30まで) ※日曜日・祝日、お盆(8/13~8/16)は9:00開場
料金:大人 950円、中学生 520円、4歳~小学生 320円
ビーチスポーツコート利用料金:2000円
【バーベキューについて】
・バーベキュー可能エリア以外での実施は禁止
・バーベキュー道具の貸し出しはなし
【交通遊園】
・遊具料金
子供汽車:大人(高校生以上) 300円、子ども(4才〜中学生) 150円
ゴーカート:300円
【そのほか遊具】
ランバイク練習場
料金:平日・土曜日 300円、日曜日・祝日 500円、GW期間600円
レンタル料金:ランニングバイク 300円、防備セット 300円
定休日:火曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始(12/29〜1/3)
利用時間:10:00〜16:00
定員:30名
利用対象年齢:2〜6歳(保護者同伴のみ)
ふわふわドーム
料金:平日・土曜日 300円、日曜日・祝日 500円、GW期間600円
定休日:火曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始(12/29〜1/3)
利用時間:10:00〜16:00
定員:20名
利用対象年齢:3〜6歳(保護者同伴のみ)
【ドッグラン】
休場日:12月29日~1月3日
利用時間:10:00~16:30
利用料金:無料