大阪市北区
日々の商いと祭りの文化にふれる、天神橋筋の北側へ
大阪の中心部を南北に延びる天神橋筋商店街。天神橋1丁目から7丁目まで約2.6kmにわたり、全国有数の長さを誇る通りには、飲食店や食品店、衣料品店、専門店など多彩な店が連なる。大阪天満宮の門前町・参道として発展し、江戸時代から商業の地としてにぎわってきた。
天神橋筋商店会は、天神橋4丁目・5丁目・6丁目で構成される。JR天満駅やOsaka Metro扇町駅、天神橋筋六丁目駅からアクセスしやすく、約300軒の店が集まるエリアだ。昔から商いを続ける店の間に新しい店も加わり、店々は移り変わりながらも、この界隈に受け継がれてきた空気が残っている。
アーケードの下では、食事をする人、日々の買い物をする人、店先の商品を眺める人が行き交う。飲食店の隣に衣料品店、その先には専門店と、異なる商いが途切れず続く。店ごとの個性が一つの通りに収まり、次々と表情が変わっていく。その雑多さも、ここで過ごす面白さのひとつだ。
周辺へ範囲を広げれば、「てんまのてんじんさん」として親しまれている大阪天満宮をはじめ、大阪の文化に触れられる場所も点在する。日本三大祭の一つである天神祭に受け継がれる文化と普段の暮らしが近い距離にあり、特別な日のにぎわいも、いつもの商いも、この土地を形づくる大切な一面だ。
昔ながらの商いと新しい店が混ざり合う通りを進めば、観光名所だけでは見えてこない大阪の表情が少しずつ現れる。暮らしのすぐそばに祭りの文化があり、日々の営みが続いている。天神橋筋には、そんな大阪を知る面白さがある。
この商店街でしか味わえない魅力とは?
よその地域から来られた方に聞くと、「こういう普通の商店街がなかなかない」と言われるんです。なんばや梅田とはまた違って、いろいろな商売の店が並んでいる。それが面白いみたいですね。店は実際には結構入れ替わっていて、私らでも「いつ変わったんやろ」と思うことがあります。でも、通り全体の雰囲気は昔からあまり変わらない。新しい店が入っても、普段の買い物や商いが自然に続いているんです。観光向けにつくられた場所ではなく、いつもの大阪がそのままある。初めて来られる方には、そこを面白がってもらえたらと思います。
商店街と一緒に巡りたい、おすすめスポットは?
近くなら、大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」があります。昔の大阪の街並みを再現した展示があって、商店街とはまた違う形で大阪の暮らしを知ることができます。キッズプラザ大阪も近く、小学校の遠足でこの辺を通っている姿もよく見かけますね。それから、大阪天満宮からこちらへ来られる方も多いです。一か所だけで終わらせず、周辺と組み合わせてみると、大阪の昔の暮らしから今の日常まで、それぞれ違った面が見えてくる。そんな過ごし方もおすすめしたいですね。
この街らしさを感じられるものや、大切にしていることは?
大事にしているのは、やっぱり人のつながりですね。「ギャルみこし」もそうですし、「天五の夜店」のときも、それぞれの町会や店が協力して動いてくれます。ギャルみこしは大阪天満宮の「御羽車講(おはぐるまこう)」と関わりが深く、単なる催しではなく神事につながっている。そういう文化が今も続いているんです。4丁目、5丁目、6丁目も、それぞれで活動しながら必要なときには協力する関係があります。私もいろいろやっていますけど、結局は人間力やなと思いますね。そういう人たちがいることを、これからも大事にしたいです。
はじめて訪れる方へ、商店街からメッセージをお願いします
来ていただいた方に、できるだけ長く過ごしてもらえるようにしたいですね。そのためにも、それぞれの店が「この店に行きたい」と思ってもらえる商いをすることが大事やと思っています。そういう店が集まれば、自然とここで過ごす楽しみも増えていくでしょうしね。一回来て終わりではなく、「今度はあの店にも行ってみよう」と思って、また来てもらえる。そんな商店街であり続けられたら、一番うれしいですね。
- 住所
- 大阪市北区天神橋4-5-13 MAP
- 最寄り駅
- JR環状線「天満駅」
- SNS
- Web
- http://www.4bangai.com/

