【商店街でぷらっと旅気分】 この企画では「商店街で半日遊ぶならどう遊ぶ?」をコンセプトに、お店や周辺の観光スポットをモデルコースとして紹介します。
近鉄八尾駅から約400mの位置にあるファミリーロード周辺は八尾市の中でも歴史ある寺社仏閣が多くあるのが特徴です。同商店街には、もとまち通り、さのかわ北通り、さのかわ南通り、ごぼう前通りと4つの通りがあって、どの通りからでも近くに何かしら寺社があるので、買い物や飲食を楽しみながら、ふらっと訪れるのもおすすめです。
常光寺
近鉄八尾駅西改札口からさらに西に進み、同商店街もとまち通り入口手前に「常光寺」があります。日本三大地蔵の一つと言われていますが、大阪人にはお馴染み「河内音頭」発祥の地としても有名です。毎夏、盆になると河内音頭の原型と言われる「流し節正調河内音頭」が境内に鳴り響きます。
八尾天満宮
同商店街内もとまち通りを進むと、二つに分かれる場所に出ます。そこからが、さのかわ北通り。二つに分かれるさのかわ北通りを西側へ進むと、立派な鳥居が現れます。「八尾天満宮」です。八尾の天神さんと親しまれている八尾寺内町の鎮守です。中には「八尾戎神社」があり、毎年、福娘の募集がなされ、一般的な十日戎は、八尾にちなんで八日戎として7、8日に行われています。
大信寺
八尾天満宮のほぼ南隣にあるのが、「大信寺」です。正式名称は「真宗大谷派八尾別院大信寺」といいます。真宗大谷派の東本願寺を本山と仰ぎ、地元では「八尾御坊」と呼ばれ親しまれています。毎月11日と、親鸞聖人の「逮夜(たいや)(仏教語で命日の前夜の意味)」で法要を行う27日は、境内周辺に露店が並ぶ「お逮夜市」を開催しています。廃藩置県で一時期河内県と名乗っていた名残りで、境内には河内県庁跡もあります。
山徳天ぷら店
最後は商店街ができた当初から店を構える「山徳天ぷら店」へ。こちらは昭和レトロな雰囲気を残す名物店で、沖縄直送のもずくを使用した珍しい天ぷらが人気です。ぜひ帰り際に寄ってみたいお店です。