城東商店街 自慢「ありがとうたこ焼き」
同商店街の中程に道行く人らが次々と止まり、買っていく名物のたこ焼き屋さんがあります。その名も「ありがとうたこ焼き」。地元の人たちからは親しみを込めて「ありたこ」と呼ばれています。店主が「自分もありがとうと言い、ありがとうと言われる店にしたい」と名付けた通り、取材中にもたくさんのお客さんが訪れ、次々と感謝の言葉が飛び交っています。
ミネラル水を使用し、鶏、貝、椎茸、魚など天然のだしだけを使った生地がおいしさの秘密。子どもが買うことも多いので、なるべく余計な添加物は入れないのだとか。それでいて料金は庶民的なのも嬉しい。
メニューもしょうゆマヨネーズ、ねぎ塩ゴマ油、めんたいマヨなど一工夫こらしたものが13種類あり、トッピングを含めれば無限の組み合わせが可能。それぞれが根強いファンを持つ人気メニューですが、試してみたいのが「坊主」。「ここのたこやきは何かのせるのがもったいないぐらい美味しいわ」というお客さんの一言から生まれた選択で、ソースも青のりも一切かけずにいただきます。だしの味が口いっぱいに広がり、それだけで幸せな気分になれること間違いありません。
メニューには8個入(350円~)となっていますが、鉄板に作り置きが少なかった場合など「ほな、6個でええわ~」と、客も店主もフレキシブルに対応しているあたり商店街のたこ焼きさんならではの心地よさ。店主の人柄の良さと一緒に味わいたい、商店街の逸品です。