【THE 商店街自慢】 「新しさ」と「懐かしさ」が共存し、魅力的なまち大阪。このコラムでは、大阪人の生活を支える商店街で、「この商店街といえばこれ!」という定番商品から、地元の人しか知らない隠れた名品、ユニークなお店やサービスなど、その商店街の特色や魅力を様々な観点から紹介します。
千日前道具屋筋 「ドーモラボ」岡野誠司さんに聞きました
料理道具を販売する店舗がほとんどを占める同商店街において「店の看板」を取り扱うドーモラボは、料理道具を扱わない珍しい店舗です。代表を務める岡野誠司さんの話を聞くと、飲食店にとって看板は重要な要素であると気づかされました。
「飲食店の看板は顔のようなもの。店が開いているかいないのか、どんな雰囲気の店なのかをお客様が感じる、最初のとっかかりになります」と話してくれました。
店舗を訪ねるお客様は、飲食店経営をこれから始めるオーナーの立場にある人が多く、「どんなジャンルが流行っているのか?」「立地はどうなのか?」と、相談を持ち掛けられることも少なくないようです。
岡野さんは、同商店街の若手の一員として「絆具(つなぐ)」の商品展開をはじめとしたさまざまな取り組みにも積極的です。「料理道具も看板も含めて、飲食店の皆さんが求める需要に対して総合的に応え、この商店街が日本料理の文化をいつまでも支えられるような存在になれるよう、これからも励んでいきたいと思います」と、意気込みを明るく語ってくれました。