アメリカ村の会「古着屋JAM」マネージャー 山内 洋輔さん
アメリカ村の会に比較的大きな店舗を構える古着屋JAMさん。令和4年(2022年)8月に開店したばかりのアメリカ村2号店、山内マネージャーにお話をうかがいました。
アメリカ村らしい、いわゆるアメリカンカジュアルな古着を中心に、ワークブーツやアウトドアブーツといった靴やキャップなど、店内には商品がいっぱい。しかしそれが雑多な感じではなく、あくまでおしゃれで落ち着いた雰囲気を醸している辺りに店長のセンスがうかがえます。また、近頃は山用品やアウトドアブランドのアウターが街着として人気ということで、こちらも豊富な品揃えです。
平成16年(2004年)に、アメリカ村の15坪ほどの倉庫で通信販売をメインに事業を始めた古着屋JAM。その後、移転や株式会社化を経て、堀江や玉造などで実店舗を開き、事業を広げてきました。そしてこのアメリカ村にアメリカ村1号店が開店したのは5年ほど前。創業の地に帰ってきた、とも言えます。また、そもそも「アメリカ村」という名前自体、アメリカン・カジュアルな衣料品を販売する店が集まってきたところからそう呼ばれるようになった街なので、ここに古着屋JAMが開店する、というのはまさになるべくしてなったことなのかもしれません。
会社としては、令和4年(2022年)で15周年を迎えます。古着ブームなど、古着が一般に定着したことで、順調に伸びているといいます。
お客さんは大学生やインバウンドの方が多いそうですが、60代の方もいらっしゃるそうです。「1950年や60年ごろの、アメカジの時代をリアルタイムで体験された方のお話は勉強になります」と山内マネージャー。商品の中心になるトレーナーなどは、やはり年代を遡るごとに価値が上がるそうで、例えば1990年代のものが1万5千円くらいだとすると、1980年代は3万円台、ということになるそうです。
「古着の世界では、30年以上経つとビンテージです。そして100年経つとアンティークになります」もしかすると自宅にもビンテージがあるかもしれない、という方も多いのではないでしょうか。一度お店を訪れていただくと、新しい発見がありそうです。
時代を超えて若者に支持されるアメリカンカジュアルの世界、その魅力を発信し続ける古着屋JAMさんは、まさにアメリカ村の会の、今を代表する自慢のお店なのではないでしょうか。