茨木阪急本通商店街 自慢 「茨木園芸」
食料品や衣料品をメインで扱っている茨木阪急本通商店街ですが、地元の暮らしに寄り添った専門店もあるところが自慢です。例えばこれから紹介する茨木園芸さん。
戦後間もなくこの地で店を始めて約80年。当初は主に農家向けの苗や種を販売していました。2代目店主、野口誠さんによれば、最近までそういった昔ながらの常連客がメインでしたが、新型コロナがまん延して以降、自宅でガーデニングや家庭菜園に興じる人の来店も増えたそうです。それに伴い、苗の品揃えを少しずつ変えてきたといいます。例えば、唐辛子。以前は、ししとうが一番の売れ筋でしたが、今は、ジュロキアといった珍しい品種など10種類程度揃えるようにしています。
客のニーズが細分化している昨今、数多い品種の中から売れ筋を読むのは難しいそうですが「日々のお客との会話から探るのが楽しい」そうです。また、自慢は苗の鮮度。早くに売り切り小まめに仕入れるので、店頭に並ぶ苗は常に新しいというわけです。
最後に、植物や野菜を上手に育てるコツを尋ねると、「気候や土の状態で出来に違い出ます。不作の年もあるのが当たり前だと思って長く続けて欲しいです。ネットで調べるだけでなく、うちのような専門店にどんどん気軽に聞いてみてください」と話してくださいました。