生野銀座商店街「ZERO-腕 大阪」足利 紫津子さん
平成31年(2019年)1月、商店街の一角に女性専用のアームレスリングジム「ZERO-腕 大阪」がオープンしました。運営しているのは生野区出身の足利紫津子さん。自己流でプロの大会に出場した際、世界チャンピオンの宮本真治選手から「全日本チャンピオンを目指しませんか」と声をかけられ、平成23年(2011年)に岡山県のチーム「ZERO-腕」に所属しました。
その翌年、初出場の「オールジャパンアームレスリング選手権大会」の無差別級で優勝。平成30年(2018年)まで7連覇という偉業を達成し、平成28年(2016年)には「アーノルドクラシックアジア」でも優勝し、足利さんのこうした活躍と共に、アーケードの天井から応援ポスターを吊り下げ、各店を訪れるお客さんには「すごい人が地元におんねんで」とPRするなど、商店街も活気づいていきました。
商店街にジムを開いたきっかけについて足利さんは、「女性にアームレスリングを普及したいと言う想いが強かったこと、地元や商店街の皆さんが応援してくださるので今度は私がアームレスリングの話題性で地元や商店街を盛り上げていきたいと思いました。」と教えてくれました。
各種メディアからの出演依頼も多く、それを見た人が商店街を訪れることも少なくありません。足利さんを目標に、香川県から移り住んだ20代の女性もいるほど。今後もますます商店街を盛り上げてくれそうな足利さん。締めくくりに目標を尋ねると「令和3年(2021年)は2位だったので、もう一度全日本チャンピオンになること」とステキな笑顔で答えてくれました。
取材後、足利さんより嬉しいご報告がありました。令和4年(2022年)9月25日に開催された「全日本アームレスリング選手権大会」無差別級で見事優勝、チャンピオンに返り咲いたとのことです!おめでとうございます!