堺駅前商店会「ごちそう屋 四季」丸岡 公明 さん
平成元年(1989年)に「ごちそう屋 四季」を始めた丸岡公明さんは、30年以上が経った今も変わらぬ元気さで配偶者と一緒に店を続けています。お客様がやってくると、丸岡さんはまずその日のおすすめを3、4品ほどテーブルに並べるのですが、このおまかせメニューが大好評。例えば夏場であれば水なすやハモなど、季節の旬をじっくり味わえるものが並びます。お品書きはお造り、焼き、揚げと多くの種類が並びます。
丸岡さんが選りすぐった海鮮の逸品を堪能しながら1杯、また1杯とつい長居して、ボトルをキープし日を置かず再訪する、そんな常連さんが多くいるようです。また、全国の名だたる銘柄が揃う日本酒のラインナップも同店の魅力です。
お店は夕方5時開店にもかかわらず、丸岡さんは朝8時には板場で仕込みを始めます。「お代はお客様が一生懸命に働いて得たものです。それに見合うものを提供するためには、やはり時間は気にしていられません」と、その理由を話してくれました。とはいえ、こもりっぱなしではなく「休憩がてら釣りの道具を見に行ったり、ゴルフの打ちっぱなしに行ったりすることもありますよ。仕事がはやく片づけばゆっくり自分の時間を使えますからね」と、笑顔まじりに開店までの過ごし方を教えてくれました。
ねじり鉢巻き姿でお客様をおもてなしし、閉店が近づけば「もう帰るで」とやさしく帰路へと促してくれる丸岡さんは、地元の方々からも商店会の皆さんからも大いに親しまれ、慕われる存在です。