豊中駅前一番街商店街・お好み焼き「和楽」 店主 中川 さん
豊中駅前から商店街に入り、200mほど行くと右手に見えてくるのがお好み焼きのお店、「和楽」です。和風の立派な建物で、店内に入ると大きな鉄板のあるカウンターと、それぞれに鉄板のあるテーブル席が並びます。
壁には大きな桜の絵があって、店内も和風の落ち着いた雰囲気です。メニューは定番の大阪のお好み焼きのほか、広島のお好み焼きやネギ焼き、モダン焼など幅広いです。そして、それぞれ本格的で種類も充実しています。
「当時の首相にリスペクトを込めて、お名前にちなんだ全部入れのスペシャルメニューがあったんですが、今は「景気アゲアゲスペシャルミックス焼き」に名前を変えました」という店主の中川さん。実は商店街のゆるキャラ「マチカネコちゃん」を描いたのもこの人です。アイデア豊富な方であるとともに、いろんな才能を持った方です。
店名の「和楽」は、家族みんなで和やかに、という意味だそうです。同時に和風という意味も込めて名付けられたといいます。先祖代々250年ほど前からこの辺りに暮らしていたとおっしゃる中川さんは、平成3年(1991年)にこの場所で和楽をオープンされました。実は中川さんの三代前もこの場所でお商売をされていたそうで、その後この土地は貸しておられたのですが、それが戻ってきたタイミングでお店を始められたのです。
商店街で生まれ育って、いま商店街を支えておられる中川さん。豊中駅前一番街の全てを知っている、まさに名物さんです。