心斎橋筋北商店街 ・「おきな昆布 心斎橋本店」松本隆太さん
29歳の時に大阪に移り、「おきな昆布」に入った松本隆太さん。慶應2年(1866年)創業の「おきな昆布 心斎橋本店」にて老舗の味を多くの人に届ける傍ら、同商店街の「若手会」を率いるリーダーとしても活躍しています。
「平成27年(2015年)頃、組合の食事会で『ハロウィンのイベントとか、面白いですよね』と何気なく話したことから活動が始まりました。児玉理事長から『じゃあ、やってみて』と言われて」と振り返ります。以降、松本さんが中心となり、地域の美容専門学校とコラボして体験型のにぎやかなイベントを毎年開催してきました。やがて平成31年(2019年)に、商店街の有志が集まって「若手会」を結成。2週間に1度集まり、時にはお酒を酌み交わしながら、商店街を盛り上げるアイデアを積極的に出し合っています。
「令和3年(2021年)の11月には、商店街の公式LINEアカウントを開設しました。店舗紹介やセール情報の他、毎月1回はプレゼント企画も打ち出しています」と松本さん。登録者数はどんどん増えて、現在は4000人超えに。さらに令和4年(2022年)の7月には、商店街の公式サイトを『SEMBA MARKET』という名称でリニューアル。「まだ完全な形ではないのですが、明るく楽しく、行けば何か楽しいと思っていただけるようなデザインと内容にしました」と着実にアイデアを形にしています。
松本さんいわく「若手会への入会は、商店街の人以外でもウエルカムです」。楽しいことを企画したい、商店街を盛り上げたいという人は、ぜひ若手会の門をたたいてみてはいかがでしょう。