大阪・関西万博に向けて、さらなるキャッシュレス普及を期待

大阪メトロあびこ駅すぐの好立地にある「地下鉄あびこ中央商店街」。単身者からファミリー、シニア層まで、多くの地元住民でにぎわう商店街です。

2019年、大阪商工会議所では、商店街のQRコード決済導入や消費者向けの利用促進キャンペーンの支援を行う「大阪キャッシュレス推進プロジェクト」を実施。地下鉄あびこ中央商店街でも、理事長の市田卓司さんを中心に、取り組みがスタートしました。

LINE Pay、PayPay、メルペイの3社と連携し、各決済会社による店主さん向けの説明会を開催。同年6月のイベント「あびんこ100円商店街」でも、キャッシュレスの認知拡大に努めたといいます。 「商店街の一角に、キャッシュレス用アプリの新規登録説明ブースを設置し、登録のサポートを行いました。キャッシュレス決済できる店舗が一目でわかるマップも配布しましたね」と話すのは、事務局の谷山圭子さん。現在では加盟店の多くが、キャッレス決済を導入しているそうです。

地下鉄あびこ中央商店街

店舗での利用状況を知るため、寝具販売の「武美屋(たけみや)」へ。同店ではクレジット決済のほかに、PayPay、d払い、楽天ペイ、メルペイを導入し、なかでもPayPayの利用者が多いそうです。

「キャッシュレス決済は、支払い作業がスムーズで便利です。スマートフォンの操作に慣れていない方には、サポートもさせていただきます。シニア層のお客様は現金利用が多いので、皆さんが使いやすい方法でお買い物を楽しんでいただけたら」と、同店の藤田聡さん。

2023年12月から始まった「大阪市プレミアム商品券2023」も好評で、「アプリ(regionPAY)を用いた電子商品券と紙券では、利用率は半々ぐらいです」と、教えてくれました。

寝具販売の「武美屋(たけみや)」
あびこ たけみや
寝具販売の「武美屋(たけみや)」

続いて焼肉店の「味楽園」へ。同店では、現金、クレジット、PayPayが中心です。PayPayは、キャンペーンによる利用者への特典が多いことから、よく利用されるとのこと。

店主の西原相哲さんは、「韓国や中国では、ほとんどがキャッシュレスだと聞きます。店側には手数料の負担がありますが、日本でも利用者は増加していくでしょう。私もさらに勉強していきたいですね」と、さらなる普及に意欲をのぞかせます。

「味楽園」は、50年前の万博の年にオープン。「2025年の大阪・関西万博にも、大変期待しています。国内外からの旅行者の影響で、一挙にキャッシュレスが普及するのでは。便利に利用していただき、商店街のにぎわいにつながることを願っています」と、思いを聞かせてくれました。

味道園

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