東大阪市の石切参道商店街で、外国との連携による新しい取り組みがスタート。南太平洋の島国・ナウル共和国のパビリオンが商店街の一角に設置され、街の新たなスポットとして注目を集めています。異国の文化に触れられる場所が、日常の中に生まれました。

この取り組みのきっかけは大阪・関西万博。東大阪市とナウル共和国は以前から協力関係にあり、万博終了後もそのつながりを地域にいかせないかと検討が進められてきました。市役所内での展示には多くの来場者があり、「街の中に出すことで、地域全体に人の流れを生み出せるのでは」という声が高まり、石切参道商店街への設置が決まりました。

2025年12月7日のオープン当日には、商店街を巡るパレードやイベントを開催。通りには長い人の列ができ、パビリオンには入場制限がかかる場面も見られ、普段とは異なる雰囲気に包まれました。参拝客に加え、家族連れや若い世代、初めて石切を訪れた人の姿も多く、商店街全体に活気が感じられる一日となりました。

「一つの商店街だけが元気になればいいとは思っていません。人とのつながりを大切にしながら、この経験をほかの商店街や地域にも広げていきたい。石切だけでなく、東大阪全体が少しずつ元気になる、そのきっかけになればうれしいですね」と中澄理事長は熱く語ってくれました。

万博レガシーを地域に根付かせるこの取り組みは、訪れる人と迎える側の双方に新しい出会いをもたらし、これからの商店街のあり方に一つの道筋を示しています。